誰に対して、何を言いたかったのかは、本人にしか分からない。だが、脱税事件で出廷した翌日の投稿だけに、スペイン当局への不満と捉える人も多いだろう。

 レアル・マドリーに所属するポルトガル代表FWのクリスチアーノ・ロナウドが現地時間8月1日、自身のインスタグラムに興味深い写真とコメントを投稿している。
 
 C・ロナウドはこの夏、2011年から14年にかけ、肖像権収入のうち1470万ユーロ(約18億8000万円)を脱税したとして、スペイン検察から起訴された。

 それに対して一貫して潔白を主張してきた彼は、7月31日に裁判に出廷。報道陣にはコメントしなかったが、声明で改めて無実を強調した。
 
 スペイン・メディアによると、C・ロナウドは裁判で、「自分の名前がC・ロナウドでなければここにはいなかった」と発言し、当局から不当な扱いを受けているとの不満を表したようだ。

 この脱税事件への鬱憤から、C・ロナウドがスペイン国外のクラブへの移籍を望んでいると騒がれたのは記憶に新しい。
 
 自らが光に包まれているかのような加工写真を掲載した1日のインスタグラムの投稿も、当局に対する不満の表われなのだろうか。C・ロナウドは、「人々を煩わせているのは僕の輝きだ。昆虫が攻撃するのは、輝く光だけ!!」とコメントを付けている。
 
 現地時間2日にMLSオールスターと対戦するR・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、前日会見で「クリスチアーノは落ち着いている。5日に合流するが、そこからこの話はもう終わりになることを願う」と、ピッチ外の騒動が選手に影響する心配はないと語った。

 さらにスペイン紙『マルカ』は、以下のようにフランス人指揮官のコメントを伝えている。
 
「私は直接、彼に連絡をしていない。今回の件が、クリスチアーノの今後に影響するとは思っていない。むしろ、すでにスッキリしていることだろう。彼はサッカーをしたいんだ。我々と一緒になり、良いプレシーズンを過ごすことを考えている」
 
 C・ロナウドがチームに合流する時、報道陣から脱税事件に関する質問が飛ぶのは避けられないだろう。そこでサッカー界屈指のスーパースターは一体、何かを語るのか。その言動に注目したい。

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