[J1リーグ20節]柏3-1神戸/8月5日(日)/柏
 
 柏がJ1リーグ・20節、神戸と対戦した。開始早々に先制点を奪われながらも、後半に勢いを取り戻し、立て続けに3ゴール。元ドイツ代表FWのルーカス・ポドルスキらを擁する破壊力のあるチームに見事な逆転勝利を収めた。

【柏3-1神戸 PHOTO】ホーム柏が後半3得点で逆転勝利!神戸ポドルスキは得点ならず。
 
 この試合で、CBとしてフル出場した中山雄太は、チームの3点目となるゴールを決めた。
 
 76分、敵陣ペナルティエリアの外で伊東からの落としを受けた中山は、ダイレクトで左足を一閃。ややカーブのかかったシュートは、綺麗な軌道を描いてゴールネットに吸い込まれる。
 
 左足のシュートに定評のあるポドルスキも顔負けの、ビューティフルゴールだった。
 
 これが中山にとって今季初得点。試合後は鮮やかなシュートを振り返り、「まぐれかもしれないです。でもイメージと一致したシュートでした。良かったです」と喜びを露わにした。
 
 さらに、ポドルスキという世界的スターを相手に最少失点に抑えた、守備の手応えも語る。
 
「(ポドルスキ選手のような)ボールを持って力を発揮する選手でも、ラインコントロールなどの駆け引きで、ある程度制限できると改めて認識できた。いつも心掛けてはいたけど、今日は結果として出たので、また自信になりました」
 
 しかし、すぐさま「ゴールは嬉しいですけど、今日の試合はあまり良くなかった」と不満の表情を浮かべる。
 
「改善点はビルドアップ。うちの方がボールを持つ時間が長かったですし、相手にとって嫌なパスをもっとつけられたんじゃないかなと。個人としてのプレーの質のところです。ゴールの喜びは忘れて、こういう時こそ、課題を修正していきたい」
 
 攻撃面について出てきたのは、喜びよりも反省の言葉だった。
 
 まさに向上心の塊だ。芸術的なゴールも決め、ワールドクラスのストライカーを封じ込めても、なお反省の言葉が出てくる、その飽くなきハングリー精神には恐れ入る。
 
 20歳の俊英CBのさらなる成長に期待せずにはいられない。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)