世界屈指の快速FWが中国行きを検討したのはやはり事実だった。しかし、「ドルトムントに留まる決断を下した」とガボン代表FWのピエール=エメリク・オーバメヤンが、独紙『ヴェルト』のインタビューで明かした。
 
 ブンデスリーガで31ゴールを挙げ、自身初の得点王に輝いた昨シーズン終了後から、パリ・サンジェルマンやミラン、プレミアリーグ勢など複数メガクラブへの移籍が噂されたオーバメヤン。中でも、中国の天津権健からは破格のオファーが届いていたと言われている。
 
 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアによると、オーバメヤンはヴェルト紙で、「将来がどうなるかは誰にも分からない。(ドルトムントの)フロントには、いつか街を変え、新たなことにトライしたいと言った」と、今夏移籍を視野に入れていたことを認めた。
 
「中国のことを考えるのは普通だろう。『中国はサッカーのレベルが劣る』と言う人が多いけど、あれだけの巨額をオファーされれば考えるよ。僕はまず考えて検討すべきと思う」
 
 だが、オーバメヤンは、「交渉の過程が嫌だった。例えば、ケルンのアントニー・モデスト(※7月に天津に移籍)のときも行ったり、来たりだっただろう? 僕は全て明確にすることを求める。だからやめたんだ」と、交渉のスムーズさに欠け、中国行きが破談に終わったことを説明している。
 
 今も古巣であるミラン復帰の可能性が取り沙汰されているオーバメヤン。だが、ドルトムントのエースは、「僕は幸せだし、ここを家だと感じているから、残ると思う」と、今夏は移籍しないだろうと述べた。
 
 ドルトムントでプレーを続ける限り、やはり目指すは打倒バイエルンだ。オーバメヤンは、「まだバイエルンは僕らの前にいると思う」と、タイトル争いで自分たちが不利な立場にあると認めつつ、「僕らも競うことができる」とコメントしている。
 
 愛着のあるクラブへの残留を明言した快速FWは、宿敵のブンデスリーガ6連覇を阻み、クラブにとって6年ぶりの国内リーグ戴冠に貢献できるのだろうか?
 
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