今夏の移籍市場でメキシコのパチューカへ移籍した日本代表MFの本田圭佑が、早くも批判に晒されている。スペイン紙『アス』のメキシコ版が伝えている。
 
 約3年半間在籍したミランとの契約を満了し、今夏にフリートランスファーでパチューカに新天地を求めた本田。欧州でもアジアでもなく、メキシコという意外な場所だったことで、その決断が大きな話題となったのは記憶に新しい。
 
 そんな本田はふくらはぎ痛などで出遅れて、チームとは別メニューで調整を続けているため、7月23日から始まったメキシコ・リーグはおろか国内カップ戦も含めて公式戦出場はゼロという状況が続いている。
 
 しかし、パチューカはその間に国内リーグで開幕3連敗を喫するなど、不調を極めている。そうした状況を踏まえて同紙は、「あなたはスシは好きですか? パチューカの面々は嫌いかもしれない。日本人の本田圭佑によって彼らのロッカールームは完全に崩壊している」と痛烈な批判を書き綴っている。
 
 同紙によれば、パチューカは伝統的に給料に関して低コストを維持してきたにも関わらず、本田に対して年俸400万ドル(約4億5000万円)を支払い、さらに日本人スタッフや専属トレーナーの帯同など特別な待遇を許していることに、複数の選手が不満を抱いているという。
 
 批判を浴びせた一方でアス紙は、「指揮官のディエゴ・アロンソはパチューカの伝統をよく知っている。ゆえにこの手の混乱には慣れている」とも書き記し、本田に期待を寄せてもいる。
 
「パチューカのロッカールームがどん底の状態なのは言うまでもない。だが、彼らは灰の中から這い上がって、本来のレベルに戻らないといけない。今は本田圭佑が万全の状態に回復するのを待つしかない」
 
 ちなみに、メキシコ・メディア『アステカ』は、本田圭佑のメキシコ・デビューについて「医療スタッフの努力次第だが、8月19日にはプレーできるだろう」と予想した。情報が確かなら国内リーグ5節のモレリア戦が、初陣ということになるが……。
 
 早くもチーム不調の原因として批判の矢面に立たされてしまった本田。はたして、ピッチでベールを脱ぐ日はいつになるのか? 8月31日にワールドカップ出場がかかったオーストラリア戦に挑む日本代表のことを考えても、その動向からは目が離せない。