[J1リーグ21節]新潟 0-2 川崎/8月9日/デンカS
 
【チーム採点・寸評】
新潟 5
ブラジルトリオに攻撃を託す形となったが、その代償に前からのプレッシャーが弱まり、献身性も希薄になったチームは攻守にわたり連動性を発揮できず。なすすべなく2失点し、ホームで連敗する苦汁をなめた。泥沼状態にあえぐ。
 
【新潟|採点・寸評】 
GK
21 守田達弥 5
2失点目はDF越しに低く巻いてきたシュートだったが、反応していただけに止めたかった。
 
DF
24 川口尚紀 5
1対1、ブロックの一員としての守備の甘さを露呈。2失点後に仕掛け始めても時すでに遅し。
 
44 大武 峻 5.5
前からプレッシャーの掛からない守備に最終ラインで苦しむ。終了間際にポスト直撃のシュート。
 
4 ソン・ジュフン 5
先制された場面ではゴール前で小林のマークを離す失態。集中を欠くミスも散見された。
 
27 堀米悠斗 5
ボールを持った時にプレッシャーを掛けられると余裕を失い、判断の悪さからミスが出た。
 
MF
6 磯村亮太 5(71分OUT)
動きの重い仲間をカバーし、幅広く走り回って身体を張ったが、マークをつかまえ切れない場面も。
 
8 小泉 慶 6
奪いに出るだけでなく、ボールを前に運び、仕掛ける意識が顕著で持ち味発揮。惜しいミドルも。
 
19 矢野貴章 5(83分OUT)
エウシーニョの攻撃参加を抑止するために不慣れな左サイドに。プレーの精度を欠いた。
 
10 チアゴ・ガリャルド 5
状況を打開するパスを出した反面、ミスも多く、カウンターを招く。運動量も物足りなかった。
 
7 ホニ 5(80分OUT)
守備意識があまりに希薄。一例が先制された場面で、スライドを怠り、後ろに大きな負担を掛けた。
FW
11 ドウグラス・タンキ 5.5
ゴール前でパスを待ったが孤立気味。ホニのクロスからのシュートはGKの好捕に阻まれた。
 
交代出場
MF
13 加藤 大 6(71分IN)
スペースを探して足を止めずにボールを集配。停滞していた攻撃に活力を与え、テンポを上げた。
 
FW
9 山崎亮平 6(80分IN)
果敢な仕掛けでゴールに迫った。加藤のスルーパスから抜け出す決定機はGKの好捕に阻まれた。
 
MF
17 伊藤優汰 5.5(83分IN)
限られた時間で何度か突破を試みるも不発。終了間際に大武の惜しいシュートをクロスから演出。
 
監督
呂比須ワグナー 5
川口の久々の起用、矢野の左サイド起用は効果なし。グループでのボール奪取も不徹底。
 
【チーム採点・寸評】
川崎 
6.5
2-0の完勝でありながら選手採点がさほど高くないのは、川崎の選手が特段、好プレーをするまでもなく勝負が決したから。普段トレーニングしていることを、いつも通りにピッチで表現し、夏の連戦で消耗することなく戦い終えた。
 
【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 6.5
2点リードし、勝負が決してから際どいシュートが飛んでき始めたが、ことごとくセーブ
 
DF
18 エウシーニョ 6
序盤は対面の矢野と駆け引きし、攻撃参加も自嘲気味だったが、徐々に深い位置に進出。
 
3 奈良竜樹 6.5
新潟の背後狙いにも慌てず、高い位置保つ。1対1、クロスへの対応に強さと安定感。
 
5 谷口彰悟 6
要所を逃さず高い位置に顔を出し、ビルドアップに参加。冷静な配球で状況を整えた。
 
7 車屋紳太郎 6.5
先制場面の仕掛けとクロスは状況判断、落ち着きともに圧巻。守備でもホニの速さに難なく対応。
 
MF
21 エドゥアルド・ネット 6
序盤は最終ラインに落ちて後方から配球し、戦況を見ながら高い位置に進出。2点目をお膳立て。
 
10 大島僚太 6
リズミカルにパスをつなぎながら、機を見て展開。常に視野を広く保って試合を作る。
 
MAN OF THE MATCH
14 中村憲剛 7(72分OUT)
無駄な動きを抑えて消耗を避けつつ、攻守の勤勉さは維持。決定的な追加点で勝負を決める。
 
8 阿部浩之 6(87分OUT)
決定的な場面に顔を出さなかったが、地道にポジションを変えながらボールを集配し、攻撃の流れを作る。
 
16 長谷川竜也 5.5(57分OUT)
ボールに絡もうとサイドを変えながらポジションを取ったが、流動性にいま一つ絡めず。
FW
11 小林 悠 6.5
厳しく警戒されながらも、勝負どころで自分の形に持ち込む巧さを発揮。鮮やかな先制点で今季10得点目をマーク。
 
交代出場
DF
2 登里享平 6.5(57分IN)
2列目の左に入ると、冷静な仕掛けですぐにペースを掴む。正確なパスで決定的な2点目を演出。
 
MF
19 森谷賢太郎 6(72分IN)
攻守に献身的に動いてチームにエネルギーを再注入。中盤を引き締め直して完封に貢献。
 
DF
23 エドゥアルド −(87分IN)
4バックから3バックにシフトした最終ラインの中央に入る。守備固めの戦術を表現した。
 
監督
鬼木 達 6.5
交代カードを効果的に切りながら、チームとゲームをコントロール。余裕を持って完封勝利。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:大中祐二(フリーライター)