[J2リーグ27節]千葉2-1山口/8月11日/フクアリ
 
 89分に同点に追いつかれた千葉を救ったのは、チームの得点源である清武功暉だった。90+3分、パワープレーで前線に上がっていた近藤直也の折り返しを受けた清武は、冷静に頭で流し込んだ。
 
「タメ(為田)がクロスを上げる時にドゥーさん(近藤)が折り返すのは分かっていた。ドゥーさんは良いボールをくれたので、自分は合わせるだけでした」
 
 そう振り返る殊勲者は、「(他のチームとの勝点が近く)団子の状態を抜け出すためにも連勝が必要だった。引き分けでは厳しかったので良かった。久々の得点をあの時間に取れたのは嬉しい。チームが良い流れに乗れると思うのでそれを継続したい」と、自らのゴールの意味合いを語る。
 
 もっとも、53分には決定的なチャンスを外していた。ラリベイが右サイドを突破し、丁寧なクロスでお膳立てしたが、清武はフリーながらシュートを枠から外した。だからこそ、劇的なゴールシーンではベンチメンバーとともにフアン・エスナイデル監督が駆け寄ってきたが、「その前のチャンスを外して監督に怒られているので、良かったです」と、おどけてみせた。
 
 山口戦のゴールで、今季の通算得点はチームトップの「11」に伸ばした。昨季、熊本で記録した自己最多の12ゴールまではあと「1」だ。
 
 次の対戦相手は昇格レースで先を行かれる湘南となる。
 
「ホームでできるので、負けられない」
 
 決定力に磨きがかかってきたアタッカーは、次戦でも結果を残せるのか。悲願のJ1昇格を果たすためにもその働きは重要になる。
 
取材:本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 
 
【千葉2-1山口 PHOTO】試合終了間際のデッドヒートを千葉が制し劇的勝利!