現地時間8月11日、ロンドンのエミレーツ・スタジアムでプレミアリーグ1節のアーセナル対レスターが開催された。
 
 昨シーズン、5位に終わって19年連続で獲得していたチャンピオンズ・リーグ出場権を失ったアーセナルと、王者として臨みながら一時は降格圏に落ちるなど苦しみながらの12位に終わったレスター。互いに捲土重来を期すクラブ同士の顔合わせで17-18シーズンのプレミアリーグは幕が開けた。
 
 敵地に乗り込んだレスターは、今夏にハルから獲得したCBマグワイア以外は、昨シーズンとほぼ同じ顔触れを先発に起用。4-4-2の最前線は、エースのヴァーディーと日本代表FW岡崎を並べた。
 
 試合は開始早々から点の奪い合いとなる。まずは2分、エルネニーの右からのアーリークロスにラカゼットがヘディングで合わせてネットを揺らした。
 
 しかし、その3分後にレスターは同点に追いつく。5分、ショートコーナーの流れからオルブライトンがファーサイドへ蹴り込むと、これをマグワイアが折り返し、これにペナルティーエリア中央で岡崎が頭で押し込んで同点弾を叩き込んだ。
 
 キックオフ直後から互いに点を奪い合ったことで会場のボルテージが一気に高まった試合は、その後、落ち着きを取り戻したホームチームが主導権を握る。
 
 アーセナルに押し込まれながらも、辛抱強く守っていたレスターは、徐々にペースを取り戻しはじめると、ワンチャンスを掴んで試合をひっくり返す。
 
 29分、敵陣で相手のパスミスをさらったオルブライトンが右サイドを突破し、ゴール前に絶妙なクロスを供給。これをヴァーディーが右足で難なく合わせた。
 
 自分たちのミスから逆転を許したアーセナルは、レスターの守備に手を焼いたが、ハーフタイム突入間近に意地を見せる。
 
 47分、バイタルエリアでボールを持ったエジルからの楔のパスをラカゼットがボックス内で受けると、相手DFと交錯。このルーズボールを拾ったコラシナツがゴール前でフリーとなっていたウェルベックに折り返し、これをイングランド代表FWがもつれながらもゴールへ沈めた。
 
 試合は、ホームチームが再びタイスコアに戻したところでハーフタイムに突入した。
 
 互いの持ち味を発揮して得点を奪い合った試合は、後半もアーセナルがボールポゼッションを高めながら進行していった。
 
 ボールこそ持たれたものの、極端に引かずにプレッシングをかけ続けたレスターは、アーセナルに決定機は作らせずに粘りのサッカーを披露。すると、セットプレーからこの日、3点目を奪う。56分、マハレズの右サイドからのCKをヴァーディーが頭で合わせて、ゴール左隅に流し込んだ。
 
 勝ち越しを許したアーセナルは、全員が自陣に下がって、フリースペースを消したアウェーチームの守備に再び苦戦。これを見兼ねて67分にラムジーとジルーをピッチに送り出して、システムも攻撃的な4-3-3に変更する。
 
 一方のレスターも、72分に疲れの見え始めた岡崎に代えて、守備的MFのアマーティーを投入。システムを4-1-4-1にし、中盤の厚みを増やして、より守備に重きをおいた戦いにシフトしていった。
 
 両チームともシステムを変更し、戦術を変えた試合は追い上げるアーセナルが一方的に攻め込む展開に。すると、ホームチームの途中出場の選手たちが大仕事をしてみせる。
 
 まずは82分、ジャカのロブパスをボックス内で受けたラムジーが、華麗なトラップから豪快なシュートを突き刺して3-3の同点に。そして85分に右サイドからのCKをペナルティーエリア内中央でジルーが頭で合わせて勝ち越し弾を決めたのだ。
 
 結局、このフランス代表FWのゴールが決勝弾に。試合は4-3でアーセナルが、激しい打ち合いを制した。
 
 岡崎とヴァーディーの得点で逆転に成功しながら試合を落としたレスターは、昨シーズンに続き、黒星スタートとなった。

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