[J1リーグ22節]川崎3-1鹿島/8月13日/等々力
 
 3-1で快勝した鹿島戦で最もスタジアムが沸いたのは、2-0で迎えた72分だった。4試合ぶりの先発を果たした家長昭博が、リーグ戦では移籍後初となるゴールを挙げたのだ。
 
 小林悠からのパスをペナルティエリア内で受けた家長は、対面した鹿島の遠藤康のタイミングを外しながら左足をひと振り。綺麗な弧を描いたボールはGKの指先をかすめながらゴールネットに吸い込まれた。
 
 試合後には「8月までかかりましたが、今後はもっと貢献したい」と、シンプルに喜びを語った。
 
 今季、移籍加入後、川崎スタイルへの適応に苦しみ、なかなか出場機会を掴めなかった。だからこそ、「やっぱり試合に出たいですし、もっと長い時間、自分を使ってほしい。そういうモヤモヤした気持ちを持っていた」と、振り返る。
 
 もっとも、負傷の影響でベンチスタートとなった小林に代わって中盤の右を務めたこの日は、リズムよく攻撃に絡んだ。
 
「型にはまりたくなかった。サイドにいても生きるタイプではないので、ある程度、真ん中に行って(中村)憲剛さんの近くでプレーしました」と、動き方にひと工夫入れたことを明かす。
 
 試合後、スタジアムは家長コールで揺れたが、本人はいたって冷静だ。
 
「継続することが大事」
 
 今後は熾烈なレギュラー争いが待ち受けるが、このゴールを機に存在感を高められるか、注目だ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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