第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会は9月20日、各地で4回戦の8試合が19時から行なわれる。
 
 注目は、関東大学リーグ1部で首位を走る筑波大と、J1で17位(26節終了時)の大宮アルディージャの対戦だろう。筑波大は3回戦までJリーグ全カテゴリーのチームを撃破。一方の大宮は、リーグ戦で降格圏に低迷し、なかなか浮上のきっかけを掴めずにいる。カテゴリーは異なれども、現状は対照的な両チームだ。
 
 筑波大は、ジュビロ磐田内定のFW中野誠也とモンテディオ山形内定のFW北川柊斗のJ内定コンビが前線に君臨。中野は今大会、3戦連発中で計5ゴールと絶好調だ。9月16日に行なわれたリーグ13節、総理大臣杯覇者の法政大戦でもゴールを奪っている(※試合は1-2で敗戦)。大宮としては最大限の警戒が必要なキーマンになるだろう。
 
 大宮は直近のJ1リーグでガンバ大阪相手に2-2のドロー。終盤に逃げ切りに失敗したが、ポジティブな内容だった。筑波大戦では先発メンバーの入れ替えも予想されるが、相手の勢いを止めるためにも、まずはゲームへの入り方が重要になりそうだ。
 
 またカテゴリーが異なるチーム同士の対戦では、J2で現在4連勝、4位に急浮上してきた好調の松本山雅とJ1のヴィッセル神戸が対戦。J1リーグで2連勝中と上昇気配の神戸を相手に、策士・反町監督がいかなる戦略で立ち向かうのかが見どころだ。J3のAC長野パルセイロは、J1の磐田と対戦。長野は2回戦でFC東京、3回戦でJ2のファジアーノ岡山と格上を倒した勢いを持つだけに、磐田も油断できない相手になりそうだ。
 
 また、4回戦屈指の好カードと言えるのが浦和レッズ対鹿島アントラーズ、ガンバ大阪対柏レイソルのJ1強豪同士の対決。浦和対鹿島は、昨年末のクライマックス以降、幾度となく熱いバトルを繰り広げてきた。今回はどのような戦いを見せるのか目の離せない一戦に。G大阪対柏は、リーグ戦では吹田で柏に勝利したことがないG大阪が、今回は本拠地でリベンジを果たせるか。一方の柏はリーグで現在3位の好調ぶりをカップ戦でも発揮したい。
 
 その他、川崎フロンターレは4日前のリーグ戦で対戦したばかりの清水エスパルスとの再戦。この時は3-0で川崎が完勝しているが、今回は果たして……。横浜F・マリノスはホームでサンフレッチェ広島と対戦。直近のリーグ戦で、チームの顔と言える齋藤学に今季初ゴールが生まれた横浜と、堅守が復活し残留圏に浮上した広島。ともに好材料を揃える両チームが激突する。攻撃陣にタレントを揃えるセレッソ大阪と風間監督のもとパスサッカーが浸透してきた名古屋グランパスの激突も興味深い。J2では守備的な相手に苦戦も多い名古屋だが、J1勢相手にどれだけやれるのか注目だ。

4回戦の対戦カード(9月20日/すべて19時開始)
松本×神戸(松本)
浦和×鹿島(熊谷陸)
C大阪×名古屋(パロ瑞穂)
筑波大×大宮(カシマ)
横浜×広島(ニッパツ)
長野×磐田(長野U)
川崎×清水(等々力)
G大阪×柏(吹田S)