セリエAでは現地時間10月15日の第8節で、インテル対ミランのミラノ・ダービーが行なわれる。この大一番を翌日に控えた14日、イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで、ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニがダービーに言及した。
 
 今シーズンのミランはレオナルド・ボヌッチをはじめ数多くの新戦力を獲得し、チームの顔ぶれを一変させた。それだけに7試合で早くも3敗を喫したチームについて、マルディーニは「本物のチームを作れるまで時間が必要だと思う」と、厳しい見通しを示している。
 
「おそらく、最初はたやすく手に入ると思われていた目標も難しくなるだろう」
 
 それもあって伝説的な元キャプテンは、ミランがダービーでも厳しい立場にあると見ているようだ。インテルも6勝1分け無敗と成績は上々だが、内容が芳しくないと評されているだけに、「両チームともまだポテンシャルを発揮できていない」としつつ、「精神面でインテルが有利」と述べた。
 
 しかし、すでにインテルと勝点7差をつけられているミランだけに、かつてのバンディエーラ(旗頭)は「負けてもチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権争いから脱落するとは言わないが、インテルとの差は勝点10になってしまう……」と、負けられない一戦だと後輩たちを鼓舞している。
 
 一方で、マルディーニはセリエA優勝争いについて、今シーズンは6連覇中の絶対王者ユベントスのみならず、ナポリに優勝のチャンスがあると予想。CLとの二足の草鞋は容易でないとしつつ、「ナポリのスクデット獲得を願っている。本当にスペクタクルなサッカーをしているからだ」と賛辞を寄せた。
 
 インテルやナポリは、現役時代にマルディーニがタイトルを競ったライバルたちだ。長いキャリアにおいて、最も強かった対戦相手を問われると、かつてのナポリとインテルの「顔」を挙げている。
 
「幸か不幸か、私は(ディエゴ・)マラドーナやロナウドといった選手たちと対戦してきた。私が戦ってきた中で最も強かった選手たちだ」
 
 マルディーニは言うまでもなく、126キャップを誇りキャプテンマークも巻いたイタリア代表においてもレジェンド。2018年ワールドカップ予選で11月のプレーオフに臨むアッズーリに対しては、「プレーオフという一発勝負ではどんなこともありえるから、残念ながら(予選敗退の)リスクはある」と警戒を促した。
 
「確率でいえばまだ我々が有利だと思う。でも、警鐘は鳴らされているよ」
 
 ミランとイタリア代表は、偉大なる元キャプテンの言葉を生かすことができるだろうか。