[J1リーグ29節]清水0-3磐田/10月14日/アイスタ
 
【チーム採点・寸評】
清水 5
序盤はポゼッションとカウンターを巧みに使い分け、主導権を握る。ただ、先制を許した後はトーンダウン。数的不利となった後半は、失点を重ねてしまった。サポーターの大声援に応えられず。

 
【清水|採点・寸評】
GK
13 六反勇治 5.5
2失点目は、警戒していたセットプレーからやられてしまった。試合を通してセービングは悪くなかっただけに、悔やまれる。
 
DF
5 鎌田翔雅 5.5
対峙したアダイウトンの突破に手を焼く。ただ、攻撃面では正確なクロスでチャンスメイクした。後半は左SBに回り、そつなくプレー。
 
45 角田 誠 5
失点を重ねるチームを後方から立て直せなかった。ビルドアップの場面でも怖さを見せられず。
 
26 二見宏志 5
川又と迫力あるデュエルを展開したが、3つのゴールを許す。1失点目は、アダイウトンの勢いを止められなかった。
 
25 松原 后 4.5
キックオフからバランスを重視。オーバーラップできないイライラを募らせたか、前半終了間際に相手選手を突き倒し一発退場。試合に与えた影響は大きく、まさに痛恨だった。
 
MF
20 竹内 涼 6
攻守をつなぐリンクマンとして機能。21分には狙い澄ましたミドルを放つ。劣勢のなかでも、正確な技術で攻撃の起点に。
 
22 枝村匠馬 5.5(63分OUT)
四方にボールを配球し、司令塔としてタクトを振るう。ただ、ラストパスがズレるシーンが散見され、決定機の演出は叶わず。
 
19 ミッチェル・デューク 5
馬力のあるドリブルで奮闘したが、クロスの精度を欠く。対面の宮崎が一枚上手だった。
 
30 金子翔太 5.5(HT OUT)
積極的に仕掛ける姿勢でアピールも、時間とともに存在感が希薄に。松原退場のあおりを受け、前半でベンチへ退いた。

【清水0-3磐田 PHOTO】磐田が3-0で静岡ダービーに完勝
FW
9 鄭 大世 5.5(67分 OUT)
立ち上がりは周囲と連動した崩しを見せる。ひとり少なくなった後半は、守備に奔走。孤立するシーンが増え、負傷も重なり無念の途中交代。
 
FW
23 北川航也 5.5(66分 OUT)
勢いよくプレーできていたのは、先制点を許すまで。ビハインドを背負った後は、守備のタスクに追われた。
 
交代出場
DF
2 清水航平 5.5(HT IN)
後半開始から投入され、右SBへ。守備では堅実なプレーを見せたが、攻撃では力を発揮できず。
 
MF
10 白崎凌兵 5(63分 IN)
枝村と代わってボランチへ。苦しい展開が続き、攻撃面で工夫を示せなかった。
 
FW
8 チアゴ・アウベス 5.5(66分 IN)
一矢報いようと懸命にプレー。終了間際に放ったシュートは、カミンスキーの好セーブに阻まれた。
 
監督
小林伸二 5.5
キックオフから主導権を握り、勝利への期待を抱かせたが、3失点の完敗。退場者の影響が大きく、ズレた歯車を修正できなかった。J2降格の可能性がちらつくなか、いかに立て直せるか。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
磐田 6.5
立ち上がりの劣勢は織り込み済みの展開。敵を自陣におびき寄せ、効果的なカウンターから先制点を奪った。選手の距離感も良く、戦術の成熟度は非常に高かった。老獪な試合運びで、“シーズントリプル”を完勝で飾る。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6.5
“ミスター安定感”と呼ぶにふさわしい抜群のパフォーマンス。最後の砦としての存在感をいかんなく発揮した。
 
DF
41 高橋祥平 6
集中力を切らさず、粘り強い対応でシャットアウト。チームが先制した後は、攻撃参加で盛り立てた。
 
3 大井健太郎 6.5 
怪我から復帰し、3バックの中央に君臨。空中戦に強さを見せ、大声で味方を鼓舞し続けた。この男がいると、チームがより引き締まる。
 
35 森下 俊 6
3バックの左ストッパーで起用され、ミドルシュートなど前への積極性を披露。後半途中からは、4バックの左SBへ。
 
MF
5 櫻内 渚 6
ボールホルダーへの寄せに鋭さを見せる。後半は攻撃への比重を強め、効果的なオーバーラップで魅せた。
 
40 川辺 駿 6.5(77分OUT)
3列目からスルスルとドリブルで持ち運び、攻撃にアクセントをつける。持ち前のボール奪取力も健在で、余裕のあるパフォーマンスだった。
 
8 ムサエフ 6
前節は守備に専念も、ダービーマッチでダイナミックさが戻る。度々カウンターで持ち上がり、ゴールに迫った。
 
13 宮崎智彦 6(81分 OUT)
フィジカルで劣るデュークを相手に、周囲と連動して対応。アダイウトンが攻撃に専念できるよう、黒子に徹した印象だ。
 
10 中村俊輔 6.5
時にボランチの位置まで下がり、ポゼッションの起点に。プレースキックの精度は流石で、CKから2点目をゲットした。
 
MAN OF THE MATCH
15 アダイウトン 7(73分OUT)
縦への推進力を示し、カウンターの中心となった。試合後に名波監督が称えたように、ベンチへ退くまで脅威であり続けた。
FW
20 川又堅碁 5.5
持ち味の身体を張ったポストワークで助けとなる。ただ、シュートはゼロに終わり、バースデーゴールとはならず。
 
交代出場
MF
19 山田大記 6.5(73分IN)
投入直後のファーストプレーでゴール。4年ぶりの静岡ダービーでひと仕事してみせた。

MF
7 上田康太 6(77分IN)
3点リードの展開でピッチへ。攻守のバランスを心掛け、試合をクローズさせた。
 
MF
11 松浦拓弥 —(81分IN)
ラスト10分で登場。時間に限りがあるなか、豊富な運動量を活かしてボールを追いかけた。
 
監督
名波 浩 6.5
試合開始から勢いづく相手に対してカウンターを徹底させ、先制に成功。その後はボール支配率を高めることで、落ち着いてゲームをコントロールした。途中出場の山田が得点するなど采配も的中し、またも戦術眼の鋭さを示す。
 
取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。