【インテル|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 7
ブロゾビッチとマリオの欠場で中盤の厳しいやりくりを強いられるなか、ダービーを制する。ミランがアタッカーを増やした後半は劣勢に回り、二度同点とされながら、勝負強さを発揮。終了間際に突き放し、開幕からの無敗を8試合に伸ばした。
 
監督 ルチアーノ・スパレッティ 6
敵将のモンテッラが先にカードを切り、試合の流れを変える展開。中盤の欠場者が多く、交代の選択肢自体が少なかったとはいえ、勝利は出場した選手たちのおかげだろう。
 
【インテル|選手採点&寸評】
[GK]
1 サミール・ハンダノビッチ 6.5
スソにミドルを決められた最初の同点ゴールは阻止可能に映ったとはいえ、喫した2つの失点を重要なセーブの数が明らかに上回った。
 
[DF]
33 ダニーロ・ダンブロージオ 7
粘着質の対人守備をベースとして、よく攻め上がり、先制ゴールの出発点に。終了間際には敵のファウルを誘発させて、値千金のPKを奪取した。
 
37 ミラン・シュクリニアル  6.5
後半はやや出足が遅れるシーンも散見されたとはいえ、地上戦、対空戦の両方で分厚く高い壁に。攻撃のスイッチを入れる勇敢な縦パスも繰り出した。
 
25 ミランダ 6.5
自陣内でのボールロストやパスミスが目についた前半から一転して、苦戦を余儀なくされた後半は最終ラインの要に。ハイボールを何度も跳ね返す。
 
55 長友佑都 6
チーム自体がほぼ無難だった前半は危なげなかった。後半は動きにキレのあるボリーニにいくらか振り回された感も。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
[MF]
5 ロベルト・ガリアルディーニ  6.5
攻守に渡って堅実だった。シンプルに展開する繋ぎ役として機能しただけでなく、中盤のディフェンスで持ち前の高さを活かした。
 
11 マティアス・ベシーノ  6.5
派手な立ち回り。敵襲を招くドリブルの失敗などミスがあり、思い切った持ち上がりから決定的に崩すシーンも。中盤ではボール奪回の中心となる。60分の決定機は物にしたかった。
 
87 アントニオ・カンドレーバ 6.5(73分OUT)
敵DFラインの裏側に送り込んだ絶妙なクロスで先制点をアシストするなど、ワイドアタックの中心に。ダンブロージオとのコンビはすでに熟成の域にある。
 
20 ボルハ・バレロ 6.5(85分OUT)
敵の2ライン(DFとMF)間での狡猾な動きと、卓越したボールコントロールでチャンスを作る。前線からのプレスにも迫力があった。
  
44 イバン・ペリシッチ  6.5
強引な縦への突破から、鋭いクロスで2点目のゴールをアシスト。ベシーノの過失を帳消しにする戻りなど、守備面での貢献も。
 
[FW]
MAN OF THE MATCH
9 マウロ・イカルディ 8(93分OUT)
決勝点となるPKを冷静に叩き込み、ハットトリックを達成。1点目は右からの、2点目は左からのクロスをワンタッチで隅に流し込んだ流れの中でのゴールは、どちらもお見事だった。2点目は自陣でのボール奪回でカウンターの起点にも。
 
[交代出場]
7 ジョアン・カンセロ  5.5(73分IN)
カンドレーバに代わり、そのまま右ウイングでプレー。持ち前の打開力を披露する機会は少なく、やや浮いた存在にも。
 
23 エデル  ―(85分IN)
ボルハに代わり、トップ下に入る。逆襲を食らいかけた大詰めに、プロフェッショナルファウルでピンチを救う。
 
21 ダビデ・サントン  ―(93分IN)
3-2と勝ち越した後、守備固めというよりは時間稼ぎの交代で出場。
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【ミラン|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 5.5
序盤から相手のプレスに苦しみテンポが悪く、先制点も奪われる嫌な展開。クトローネ投入で盛り返した後半は2ゴールを奪うも、土壇場のPK献上で敗れ去った。現時点におけるチーム完成度の差は明らかだった。
 
監督 ヴィンチェンツォ・モンテッラ 5.5
クトローネとロカテッリの投入で流れを変えたが、勝点には結び付かなかった。これで8節にして早くも4敗。進退問題が再燃か。
 
【ミラン|選手採点&寸評】
[GK]
99 ジャンルイジ・ドンナルンマ 5.5
失点シーンはいずれもノーチャンスで、止めるべきシュートは止めた。ただ、相手の圧力に屈して、足下のパスがやや不安定だった。
 
[DF]
22 マテオ・ムサッキオ 5
先制点の場面ではイカルディに前を取られて決められ、2失点目もペリシッチにクロスを許す。持ち上がりは効果的だったが。
 
19 レオナルド・ボヌッチ 4.5
1点目、2点目ともにイカルディを見失い、3バックを統率できたとも言えなかった。得意のビルドアップも正確さに欠けた。
 
13 アレッシオ・ロマニョーリ 5(78分OUT)
ビルドアップは最終ラインではもっとも正確。ただ、守備ではボヌッチとの距離感がやや微妙で、その隙間を何度か突かれた。
 
[MF]
11 ファビオ・ボリーニ 6
前半はペリシッチ警戒でほとんど上がれず、44分のビッグチャンスも決めきれず。後半は効果的なフリーランで上手く攻撃の幅を作り、2点目をアシストした。
 
79 フランク・ケシエ 5.5(46分OUT)
反転からチャンスを作った44分以外は、いつもの躍動感に欠ける。ハーフタイムにベンチに下げられた。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
21 ルーカス・ビグリア 5.5
的確なスペース埋めとボール奪取、ビルドアップを見せていたが、2失点目では不要なボールロストをはじめやや息切れした。
 
5 ジャコモ・ボナベントゥーラ 6
前半はアクセントを付けようと縦横に動くも、相手の素早いプレスに苦戦。左ワイドに入っていた81分、スライディングシュートを決めた。
 
68 リカルド・ロドリゲス 4.5
カンドレーバとダンブロージオに縦のワンツーを許し先制点をアシストされると、試合終了間際にも痛恨のPK献上。失点に繋がるミスを2つ犯した。
 
[FW]
8 スソ 6.5
前半はセカンドトップに入るも決定的な仕事はできず。後半はインサイドハーフに移り、56分に正確なミドルで同点弾を決める。
 
9 アンドレ・シウバ 5.5
怪我のカリニッチに代わって先発。後半はボールの受け方が良くなったが、49分の左足が惜しくもポストを叩くなど、チームを救うゴールは奪えず。
 
[交代出場]
63 パトリック・クトローネ 6(46分IN)
後半頭から投入され、果敢な裏への飛び出しとポストワークで試合の流れを変える。
 
73 マヌエル・ロカテッリ 6(78分IN)
ビグリアと2センターハーフを形成し、ビルドアップ強化という役目は果たした。
 
文:手嶋真彦/インテル、白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)/ミラン
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。