リーガ・エスパニョーラの得点ランキングに異変が起きている。

 9節終了時点のトップスコアラーは、バルセロナのリオネル・メッシ。昨シーズンのリーガ得点王は、ここまで二度のハットトリックを含む11ゴールを叩き出し、“連覇”に向けて好スタートを切っている。

 いつもと異なるのは、その後続の顔ぶれだ。

 最大の驚きは、レアル・マドリーの選手がひとりもトップ10に入っていないこと。マルコ・アセンシオが11位タイ(3ゴール)に入ったのがチーム最高で、本来得点王レースをリードすべき「BBC」は、3人合わせて4ゴール――ガレス・ベイルが2ゴール、カリム・ベンゼマとクリスチアーノ・ロナウドが1ゴールずつ――と、大きく出遅れている。

 出場停止処分や怪我の影響もあり、3選手ともここまで5試合の出場にとどまっているが、それを考慮しても、やはり物足りない結果と言わざるを得ない。チームの総得点は、20チーム中5位タイの18ゴール。最多のバルサには8ゴールもの差をつけられている。

 とはいえ、さすがは現ヨーロッパ・チャンピオンだ。得点ランキングの上位者こそいないものの、得点を挙げた選手の数(11人)はリーグ最多を誇る。FW陣が不振に陥りながらも首位バルサに5ポイント差の3位につけている理由は、そこにあるのだろう。

 ある意味ゴールに関しては、この序盤戦で「特定の個人に頼らない強さ」を身につけたとも言えるR・マドリー。中盤戦以降でBBCが本来の調子を取り戻せば、そのときこそ本格的な逆襲劇が見られるはずだ。

 ちなみに、9節終了時点の得点ランキング上位10人の顔ぶれは、以下のとおり。ルイス・スアレス(バルセロナ/3得点)やアントワーヌ・グリエーズマン(アトレティコ・マドリー/2得点)も、思ったようにゴール数を伸ばせていない。

11得点 リオネル・メッシ(バルセロナ)
8得点 セドリク・バカンブ(ビジャレアル)
    シモーネ・ザザ(バレンシア)
6得点 アントニオ・サナブリア(ベティス)
5得点 マキシ・ゴメス(セルタ)
    ロドリゴ(バレンシア)
4得点 アリツ・アドゥリス(A・ビルバオ)
    クリスティアン・ストゥアニ(ジローナ)
    ミケル・オジャルサバル(R・ソシエダ)
    セルヒオ・レオン(ベティス)

※記録は9節終了時点

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部