今夏にパリ・サンジェルマンがバルセロナから史上最高額で迎え入れたブラジル代表のネイマールだが、特別なのは移籍金やサラリーといった金銭面だけの話ではないかもしれない。フランス・メディアによると、ネイマールが特別待遇を受けており、仲間たちの反感を呼んでいるようだ。
 
 フランス紙『パリジャン』の報道として『ANSA』などイタリア・メディアが伝えたところによると、ネイマールはボーナス別の3000万ユーロ(約39億円)超という巨額の年俸を手にしているだけでなく、仲間たちにはない特権が契約書内で認められているという。
 
 まずピッチの上では、好きなように動く自由が与えられ、さらに守備で相手を追いかけることも免除されているとのこと。さらに、練習時にチームメイトはネイマールに激しいタックルを見舞ってはいけないことになっているそうだ。
 
 コンディション調整においても、ほかのチームメイトたちと異なり、専属で2名の理学療法士が用意されているという。この両者はネイマールのケアしかしない。
 
 加えて、チームの移動時に各選手たちがクラブのロゴ入り用具を使用しているのに対して、ネイマールは自身やスポンサーのロゴが記されたスーツケースなどを使うことも認められている。
 
 そして最後が、記憶に新しいエディンソン・カバーニとのPKキッカー騒動だ。今シーズンは交互に蹴ることで一応の決着を見たが、2018-19シーズンからはネイマールのみがPKキッカーを務めることになったという。
 
 バルサのリオネル・メッシやレアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドに続くスターとして、今後のサッカー界をけん引していく存在とされるネイマールだけに、パリSGは他を圧倒する条件で引き抜こうとしたのかもしれない。ただ、ひとりの選手にこれだけの特別待遇を許せば、チームメイトたちが快く思わないのも当然だろう。ロッカールームには不穏な空気が流れているという。
 
 カバーニとの騒動が持ち上がった際も、チーム内の不和が取りざたされたパリSG。現在は結果を残しているだけに落ち着いているようだが、いずれにしてもウナイ・エメリ監督は難しいチーム運営を強いられているのかもしれない。