[J1リーグ32節]鹿島1−0浦和/11月5日/カシマ
 
 J1リーグ32節の鹿島対浦和が5日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、1−0で鹿島が勝利した。
 
 この試合に勝てば優勝に王手がかかるホームチームは、良いリズムで試合に入った。まずは8分、右サイドで得たFKを遠藤康が直接狙う。これはポストに嫌われたが、16分には右サイドでの組み立てから三竿健斗→レオ・シルバとつなぎ、最後はレアンドロがエリア内でシュート。続く17分にもエリア内でパスを受けた金崎夢生が決定機を迎えるなど、徐々に攻撃のギアを上げて行った。
 
 鹿島は守備のバランスも良く、前線からのプレスでコースを限定し、苦し紛れの縦パスをきっちりとケアして浦和に攻撃の糸口を与えない。
 
 一方の浦和は、鹿島の動きが落ち始めた30分過ぎから盛り返し、中盤で精力的に動く長澤和輝やキープ力に長けたラファエル・シルバを起点に反撃を仕掛ける。この時間帯は柏木陽介が前を向いてボールを持てる場面が増え、インサイドハーフのふたり(長澤と柏木)が上手く前線をサポートしながらゴールに迫るシーンを作った。
 
 前半終盤には鹿島がカウンターからチャンスを迎えたが、レアンドロのスルーパスを受けたL・シルバがシュートを打ち切れず。対する浦和も巧みな連係でR・シルバがチャンスを迎るも、最後は鹿島DFにクリアされた。前半はそのままスコアレスで終了した。
 
 両チームともメンバーチェンジなしで迎えた後半も、最初にチャンスを作ったのは鹿島だった。51分、サイドチェンジを受けたレアンドロがグラウンダーのクロスを送り、土居聖真がエリア外で1トラップからフリーでミドルを放つ。GK西川周作に阻まれたが、ゴールになってもおかしくない場面だった。
 
 60分が過ぎるとややオープンな展開になり、両チームとも素早い攻撃でゴールに迫るシーンが増える。鹿島は前半と比較してサイドチェンジを頻繁に使うようになり、浦和はアンカーを経由した速攻に可能性を感じさせた。
 
 交代カードを先に切ったのは浦和だった。74分に青木拓矢を下げてズラタンを投入。対する鹿島は77分、疲れの見えた土居に代えて鈴木優磨を送り込んで攻撃の活性化を図った。
 
 そうして迎えた80分、鹿島に待望の先制点が生まれた。西大伍が右からクロスを上げるとファーサイドに走り込んだレアンドロが右足で合わせる。丁寧にコントロールされたシュートがネットを揺らし、スタンドの鹿島サポーターから大歓声が上がった。
 
 結局、そのまま1−0で試合は終了。レアンドロの1点で勝ち切った鹿島が、リーグ連覇に王手をかけた。11月18日に行なわれる川崎対G大阪戦で、川崎が敗れると鹿島の優勝が決まる。