日本代表がベルギーに0−1で敗れた同じ日、韓国代表は本拠地でセルビアと対戦。1−1で引き分けた。
 
 試合は終始アグレッシブに戦うホームチームのペースで進んだが、なかなかチャンスで決め切れない展開。逆に59分に先制点を奪われ、スタジアムに不穏な空気が漂う。しかし、エネルギッシュに反撃した韓国はその4分後にク・ジャチョルがPKを決めて1−1。ゲームはそのままタイマップを迎え、ドローで終了した。
 
 金曜日のコロンビア戦(2-1)に続く連勝とはならなかったが、地元メディアはその堂々たる戦いぶりを称賛。全国紙『中央日報』は、「攻撃面で革新的な進化を遂げた」と題し、こうレポートしている。
 
「シン・テヨン監督は4−4−2システムを採用し、守備の安定化を図った。これが奏功し、若手中心ながら切れのある動きを連発するセルビア攻撃陣を見事に封じ込め、質の高い攻守の切り替えでゲームを牛耳ったのだ。結果を1−1で終わり、決めるべきところで決め切れなかったのは課題だが、実に15本のシュートを放った。そのうち10本は枠内だ。かたやセルビアは総シュート数7本に対して枠内が2本。代表チームのアグレッシブな姿勢が窺い知れるデータである」
 
 さらにスポーツ紙『Sports Seoul』もチームの攻撃力向上を評価。「クリスマスはまだ来ていないが、シン・テヨンはどうやらサンタクロースに会ったようだ。今回の2連戦でプレゼントをもらったのだから」と描写した。
 
 ワールドカップ最終予選の終盤戦で勝利を掴めず、得点さえ奪えなかったシン・テヨン政権。本大会出場を決めても国中のバッシングは収まらず、2002年大会の英雄フース・ヒディング氏の招聘論がまた再燃する始末で、かなり雲行きが怪しくなっていた。ところがコロンビア戦で良質なパフォーマンスを披露すると、評価が一変。メディアも手のひら返しで賛辞を贈っている。