MLSのオーランド・シティからの退団を発表した元ブラジル代表MFのカカは、今後も現役を続けるかどうかの決断をまだ下していない。だが、古巣ミランのサポーターは、カカが選手としてロッソネーリ(ミランの愛称)に復帰し、引退してからクラブの重職に就くことを望んでいるようだ。

 カカは現地時間11月23日、ミランのオフィス「カーザ・ミラン」を訪れ、同日に行なわれたヨーロッパリーグのオーストリア・ウィーン戦をサン・シーロで観戦した。かつてミランをチャンピオンズ・リーグ優勝に導き、バロンドールも受賞したアイドルの凱旋に、ミラン・サポーターが沸いたのは言うまでもない。

 選手としてのキャリアが終焉を迎えつつあるカカとミランの再会ということで、イタリア・メディアは“入閣”の可能性を報じたが、イタリア『Sky Sports』によると、カカ自身は「まずはスパイクを脱ぐかどうかを決めるのが先決」と述べていると言う。

 そのうえで、「もうプレーしないと決めたら、そのときは将来について考える。もちろん、ミランで働くのも可能性のひとつだ。扉は開けてもらっている。クラブとは最高の関係にあるんだ」と、いずれかの役職でミランのために仕事をすることも視野に入れていることを認めた。

 クラブのマッシミリアーノ・ミラベッリSDも「ファンの心に残る選手であり、つねにミランの扉は開いている」と、カカの入閣に前向きな考えを明かしている。ただ「本人がまだどうするかわからないと言っているのだから、そういう話をするのは時期尚早だ」と、慎重な姿勢も崩していない。

 実際、カカに現役を続けてほしいと願うミラン・サポーターは少なくない。イタリアの大手メディアグループ『Mediaset』のアンケートでは、8000人超のユーザーのうち、50%以上が「まずは選手として復帰し、クラブの役員に就任することを希望」と回答。「選手として復帰」(13%)、「クラブ役員として復帰」(35%)を上回った。

 2009年にミランからレアル・マドリーに移籍したカカは、2013年に1シーズンだけミランに復帰しプレーしているが、はたして「3度目の結婚」はあるのだろうか。