12月21日、ブンデスリーガのケルンに所属する日本代表FWの大迫勇也が帰国した。
 
 ブンデスリーガは12月16日に前半戦が終了し、ウインターブレイクに突入。今シーズンのケルンは、17節のヴォルフスブルク戦まで白星に恵まれず、現在の順位は残留圏の15位と勝点11差の最下位と苦しい状況が続いている。
 
 そんな前半戦で大迫は13試合に出場してゴールはわずかに1。12月3日にペーター・シュテーガー監督(現ドルトムント指揮官)を解任したチームと同様に苦戦を強いられた。
 
 そんな状況に日本代表ストライカーは、本音を漏らしつつも、後半戦に向けての意気込みを口にした。
 「今シーズンはチームとして厳しい戦いが続いた。個人的にも大変でしたし、いつも以上に苦労しました。ただ、ここでリセットできる期間があるので、しっかり準備して、良い結果を出せるようにピッチの中でやるだけだと思ってます」
 
 また、「11月中旬ぐらい」(本人談)に患ったという肺炎については、「咳がずっと続いていて、そのなかで試合もしていたんですけど、なかなか治らなかったんです。それで一日39度ぐらいの熱が出た時があって病院にいったら診断された」と詳細を明かしている。
 
 それでも現状は、「もう全然大丈夫です」と完全復調を宣言した大迫は、来年1月2日からのチームの始動へ焦点を合わせた。
 
 来夏にはロシア・ワールドカップが控える。いまやハリルジャパンのエースとなった大迫だが、「正直、ワールドカップ、ワールドカップって言っていても成長にはつながらないと思うし、自分がいま置かれている立場で、どれだけ踏ん張って、頑張れるかでしょう」と現状に目を向けつつ、コロンビア、ポーランド、セネガルという難敵揃いのグループステージについて語った。
 
「どこのチームも大変なんでね。簡単な相手は本当にいない。初戦が大事だと思う。そこで乗ることができれば行けると思うので、まずは初戦ですね」
 
 日本の主砲がポイントに挙げた初戦の相手、コロンビアとは、2014年のブラジル・ワールドカップのグループステージでの対戦が、多くの人の記憶に焼き付いているはずだ。
 
 その試合で、ザックジャパンは1-4という屈辱の大敗を喫しており、ロシアでの対戦は、雪辱を期してのリマッチとなる。当時、ベンチで試合を見詰めていた大迫は、“結果”の重要性を説いた。
 
「まず、選ばれるか分からないですし、今は本当にクラブで結果を出して、代表メンバーに選ばれることですね。ドイツで自信をつけてワールドカップに望めば、点を獲るチャンスも出てくると思うので、そこからだと思います」
 
 ハリルジャパンに欠かせない点取り屋は、念願のロシア行きのチケットを手にできるのか。まずは、苦境に立たされるケルンを救うべく、“結果”を出したい。
 
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)