【レアル・マドリー|最新チーム事情】
●クラブワールドカップを連覇
●C・ロナウドが前節2ゴールと上向き
●故障明けのベイルが徐々に復調

伝統の一戦“エル・クラシコ”の名シーンを写真で振り返る!

 バルサとの勝点差は11。クラブワールドカップ出場のため、1試合消化が少ないとはいえ、もし敗れて14ポイントに差が広がれば、連覇の可能性は限りなくゼロに近くなる。ここまで無敗を維持している宿敵の安定感を考えると、シーズン後半も大崩れするとは考えにくく、引き分けでも物足りない。是が非でも勝点3が欲しいところだ。

 UAEで開催されたそのクラブワールドカップでは、決勝で南米王者グレミオを破って連覇を達成し、チームの雰囲気は悪くない。とりわけ、優勝を手繰り寄せる決勝ゴールを挙げるなど、クリスチアーノ・ロナウドにようやくエンジンがかかってきたのは何よりの朗報だ。

 15節のセビージャ戦では、リーグ戦で今シーズン初の1試合2得点を挙げている。とにもかくにもこのエースの出来が鍵を握だろう。

 一方、2トップを組むと予想されるカリム・ベンゼマは、ここまで2ゴールと調子が上がらないままだ。それでも全幅の信頼を寄せるジネディーヌ・ジダン監督が、このフランス代表FWをどの時間帯まで引っ張るか。幸いベンチには、2枚の切り札が残っている。

 1人目はマルコ・アセンシオ。8月のスペイン・スーパーカップではバルサとの2連戦でいずれもゴールを奪うなど、大一番での勝負強さは折り紙付きだ。

 そして2人目が、11月末に約2か月間の故障から戦線に復帰を果たしたガレス・ベイルだ。まだ100%のコンディションではないため、短い出場時間に留まっているものの、クラブワールドカップ準決勝のアルジャジーラ戦では勝ち越し点を叩き出すなど、徐々に復調している。

 アセンシオとベイル。個の力で打開できるこのふたりのアタッカーを、ジダン監督がいつ投入するのか。それが勝負の分かれ目になるかもしれない。
【バルセロナ|最新チーム事情】
●開幕以来の無敗を継続中
●スアレスが12節以降の5試合で6ゴールと好調
●ウンティティ欠場もマスチェラーノが復帰

「勝っても決定的なダメージを与えることにはならないだろう。試合はまだたくさん残っているし、僕らがちょっと躓けばすぐに差は縮まるからね」

 キャプテンのアンドレス・イニエスタはそう語るが、暫定とはいえ、勝てばマドリーとのポイント差は14に拡大する。引き分けでも十分な状況ではあるが、ライバルを優勝レースから蹴落とす絶好機であるのは間違いなく、2位アトレティコ・マドリーとの「6差」を維持するためにも、勝点3がほしいところだ。

 敵地サンチャゴ・ベルナベウにおける戦績は、リーガに限ればここ8シーズンで6勝と、大きく勝ち越している。選手の間にも苦手意識のようなものはもはやないだろう。

 また、ここにきて点取り屋のルイス・スアレスがゴールを取り戻しつつあるのは好材料だ。近年マドリー守備陣を苦しめてきた「MSN」は崩壊したが、リオネル・メッシが終了間際に決勝点を奪った前回の“ベルナベウ・クラシコ”(昨シーズンの33節)でも、バルサはネイマールを欠いていた(出場停止)。ブラジル代表FWの離脱の影響はないに等しいだろう。

 気になるのは故障者が多い点。ウスマンヌ・デンベレ、ジェラール・デウロフェウに続いてパコ・アルカセルも離脱した攻撃陣は、DFのアレイシ・ビダルを起用せざるを得ないほど手薄な状況だ。さらに、入団2年目にして守備の要に成長したサミュエル・ウンティティの故障欠場も決定している。

 ウンティティの穴は、現在トーマス・ヴェルメーレンが無難に埋めているものの、このベテランCBは、相棒のジェラール・ピケと同様、スピードタイプの選手の対応に不安を残す。となると注目は、マドリーがガレス・ベイルを前線で起用してきたときだ。

 エルネスト・バルベルデ監督はどう動くか。12月16日に出場許可が下りたばかりのハビエル・マスチェラーノを担ぎ出すのか、あるいはヴェルメーレンとピケで乗り切るのか。采配が注目される。