その選手起用法は正しかったのか? 宿敵バルセロナとの伝統のクラシコに敗れたR・マドリーの指揮官ジネディーヌ・ジダンは、さっそくメディアから批判を浴びることとなった。
 
【特選ギャラリー】クラシコの激闘――2017.12.23

 現地時間12月23日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第17節で、R・マドリーは、本拠地サンチャゴ・ベルナベウにバルサを迎えたが、0−3という屈辱の敗戦を喫した。
 
 前半、優勢に立っていたのはR・マドリーだった。それは、ジダン監督が、4-3-1-2のトップ下に相手エースのリオネル・メッシ対策として、イスコではなくマテオ・コバチッチを起用した策が見事にハマったからでもあった。
 
 しかし、後半、そのコバチッチがメッシを執拗にマークをするあまり、スペースを生んでしまい、54分にはイバン・ラキティッチにドリブルの進行を許し、そこからルイス・スアレスの先制点を献上する形となった。
 
 試合後の会見で、その采配の是非について問われたジダン監督は、「何も後悔はしていない」と断言している。
 
「私は決断を下すためにここにいる。前半にゴールを決めていたら、また違っていただろう。しかし、コバチッチの起用が私の決断であったのだし、自分が持てる全ての力でもって責任を受け入れる」
 
 しかし、宿敵との因縁のクラシコの敗戦は、普通の敗戦とは訳が違う。しかも今回は、本拠地での黒星でもある。現役時代からR・マドリーの一員としてその意味を理解しているジダン監督は、次のように話した。
 
「明日、私が凄まじい状況に放り出されることはよく分かっている。今日のような負け方は大きな痛みを伴うものであり、誰もがそれを感じている。だが、それで何かが変わるわけではない。私たちは進み続ける」
 
 これで首位バルサとの勝点差は14に広がったため、4位のR・マドリーは、リーガ・エスパニョーラ連覇から遠のく形となったが、その現状について問われたジダンは、「だからこそ、より大きな痛みを感じている」と語気を強めて返している。
 
「フットボールは移り変わりやすいものなんだ。勝っていれば素晴らしい部分が取り上げられ、負ければ最悪なことばかりだ。でも、それがフットボールというものなんだよ。当然、今日の負け方に満足できるわけがない。とにかく、私は選手たちとともにある」
 
 大敗の責任を自らに問うたジダン監督は、これからいかにしてチームを立て直していくのか。その采配に注目したい。