現地時間12月23日、プレミアリーグ19節が行なわれ、レスターは本拠地キングパワー・スタジアムでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した。
 
 前節、クリスタル・パレスに3失点を喫して、連勝が4で止まったレスター。仕切り直しとなる今節は、4-2-3-1を採用。その2列目の一角には若いデマライ・グレイを起用したため、日本代表FWの岡崎慎司はベンチから戦況を見守ることとなった。
 
 立ち上がりから主導権を握ったのは、アウェーチームだった。15分までに7本のシュートを浴びせ、相手を押し込み、ワンサイド気味に試合を進行していった。
 
 それでも、しぶとい守りでマンチェスター・Uの猛攻を凌いだレスターは、ゲーム展開とは裏腹に先制点を奪取する。27分、速攻で敵陣へと抜け出したリャド・マハレズからのボックス内へのスルーパスに反応したジェイミー・ヴァーディーが難なくフィニッシュしたのだ。
 
 相手エースのプレミアリーグ通算50点目のメモリアルゴールで先手を取られたマンチェスター・Uだったが、その後も主導権を明け渡さずに執拗に攻め込むと、前半終了間際にようやく攻撃が実を結ぶ。
 
 40分、アントニー・マルシアルのクロスボールが、相手DFダニー・シンプソンに当たってボックス内に転がると、そのルーズボールをジェシー・リンガードがワンタッチでファン・マヌエル・マタへと繋ぐ。それを受け取ったスペイン代表MFは、左足で冷静に流し込んだ。
 
 1-1で折り返した試合は、後半も、ボールを持つマンチェスター・ユナイテッドに対して、自陣で構えてカウンターを狙うレスターという構図で進んだ。
 
 そんな中、60分にマンチェスター・Uが、レスターを突き放す。マルシアルが相手ゴール前でFKを奪取すると、このチャンスをキッカーのマタが左足で確実にネットへと沈めたのだ。
 
 逆転を許したレスターは、67分に中盤のビセンテ・イボーラに代えて岡崎を投入し、システムを4-4-1-1に変更。最前線のヴァーディーの背後に配置された岡崎は、投入直後から全速力で相手のボールホルダーへプレッシャーをかけに行くなど、全力プレーでスタンドを沸かせた。
 
 そんな日本代表FWの投入で得点への気運を高めたかに思われたレスターだったが、ハプニングに見舞われる。73分に途中出場のダニエル・アマーティーがマーカス・ラッシュフォードを倒し、この日2度目の警告を受けて退場となってしまったのだ。
 
 数的不利になり、精神的にも追い込まれたレスターだが、逃げ切ろうとするマンチェスター・Uに無骨なパワープレーで食い下がると、試合終了間際の後半アディショナルタイムに見せ場を作る。
 
 左サイドのマーク・オルブライトンが精度の高いクロスボールをボックス内に供給。これに相手ゴール前へ上がっていたCBのハリー・マグワイアが、ファーサイドで滑り込みながらゴールへと押し込んだのだ。
 
 結局、試合はホームチームが2-2の同点としたところで終了。劣勢に立たされながらもレスターは、優勝争いを演じるマンチェスター・Uから価値ある勝点1をもぎとった。