1月6日(現地時間)、メキシコ・リーガMXのトルネオ・クラウスーラ(後期リーグ)が開幕し、パチューカはプーマスUNAMをホームのエスタディオ・イダルゴに迎えた。

 本田圭佑が2列目右サイドのスタメンに名を連ねた一戦は、立ち上がりこそアウェーチームがポゼッションで上回るも、パチューカもすかさず攻勢に転じ、間もなくして一進一退の攻防を展開する。
 
 最初に決定機を得たのはプーマス。ペナルティーエリア手前でディアスが強烈なシュートを放ち、GKブランコが弾いたところをカスティージョが詰めるが、ブランコが身を挺してこれをブロックした。プーマスはさらに、31分、38分にカブレラが惜しいシュートを放つが、いずれも得点には至らなかった。
 
 パチューカは、時間の経過とともに本田にボールが渡るようになり、彼からのクロスで幾度も好機が生まれ、26分にはカットインから本田自身がきわどいシュートを放つ。
 
 そして33分、パチューカはCKをニアでグスマンがフリックしたところをハラが頭で詰めて先制。このCKのキッカーは、本田が務めていた。
 
 ゴールを演出した本田だが、その5分後、今度は自らが歓喜の輪の中心に立つ。グスマンに好パスを通してカウンターの起点になると、グスマン→アギーレ→グスマンと渡り、最後はシュートがゴール前にこぼれたところを、走り込んでいた本田が詰めて追加点を奪ったのだ。
 
 本田の活躍で2点のリードを奪ったパチューカ。このまま前半を終えたかったところだが、アディショナルタイムに守備の甘さからカスティージョに強烈なシュートをゴール左隅に突き刺され、1点を返されてしまった。
 
 後半、最初に得点機を迎えたのはパチューカで、左サイドを抜け出してシュートまで持ち込むも決められず。するとその直後、自陣の危ない位置でFKをプーマスに与え、ブランコが弾いたところをガジャルドに詰められて、試合は振り出しに戻る。
 
 ここからしばらくはプーマスの猛攻が続き、パチューカはしのぐのが精一杯。本田も守備に忙殺され、58分にはカブレラに背後からタックルを仕掛けて警告を受けた。
 
 それでも、何とかパチューカは盛り返して試合を落ち着かせ、逆に66分、72分とハラが決定機を得るなど、勝ち越しのチャンスを作り出す。
 
 しかしこれを逃すと、76分、カウンターからアルスティサのヒールパスで抜け出したカスティージョに独走でのドリブルシュートを決められ、プーマスに3点目を与えてしまった。
 
 リードを奪って守りに入ったアウェーチームを、パチューカは攻略しようと何度もゴール前にボールを入れるも有効打に欠け、逆に時折カウンターの脅威にさらされながら、タイムアップの時を迎えることとなった。
 
 前半途中までは理想的な展開で試合を進めながら、失意の結果に終わった後期リーグ開幕戦。前期同様の苦難の道のりを予想させるものとなってしまった。前半で輝いた本田も、後半の見せ場はわずか……。前後半で大きく明暗が分かれることとなった。