昨夏、電撃的にメキシコへ渡り、新たな挑戦をスタートさせた日本サッカー界のカリスマは、新天地でもその地位を着実に固めつつあるようだ。
 
 現地1月13日に行なわれたメキシコ・リーグ(リーガMX)後期リーグ第2節のクラブ・アメリカ戦で、パチューカに所属する日本代表MFの本田圭佑は先発出場した。
 
 この試合でパチューカ攻撃陣を牽引したのは、2列目右サイドに配置された本田だった。14分に先制点を奪われる苦しい展開のなか、47分にCKからオスカル・ムリージョの同点弾を演出。さらにチームが1-2と勝ち越された試合終了間際の89分には、本田が起点となったプレーでパチューカは相手の右サイドを攻略し、最後はビクトル・グズマンが劇的な一発を沈めた。
 
 パチューカはまたしても後期リーグ初勝利を逃したものの、1節のプーマス戦でゴールを決め、さらに今節でも2ゴールに絡んだ本田の調子は上向きと言っていいだろう。クラブ・アメリカ戦後、指揮官のディエゴ・アロンソは、「今以上のものを求めたい」と、現地メディア『ESPN』の取材で、本田へ更なる向上を促した。
 
「後期リーグでの彼の適応はより簡単なはずだ。彼自身、より一層の潜在能力を見せてくれるだろうし、ケイスケならできると思っている。我々もそれくらいのものを求めていきたい。もちろん、我々はケイスケだけでなく、全ての選手を平等に誇りに思っているがね」
 
 指揮官の言葉を聞くに、本田へのチーム内での信頼と期待は間違いなく高まっている。当人も、1月10日に自身のツイッターで「今シーズンの目標まで残り8点。実はこれまで達成したことがない。残念ながら。いつか言ったことを100%達成したいなと思ってる」と公約を掲げるなど、チームからの期待に応えようという姿勢も垣間見える。
 
 約半年後に迫るロシア・ワールドカップ出場を目指す本田は、現在のコンディションを維持し、昨年9月のワールドカップ最終予選以来、一度も招集されていない日本代表への復帰を果たせるのか? 今後のパフォーマンスに注目したい。