ポルトガルのポルティモネンセで大活躍を見せ、ポルト、ベンフィカといった国内の強豪の他、ドイツのフランクフルト、ヴォルフスブルク、フランスのボルドー、サンテティエンヌといった他の欧州クラブから熱視線を注がれている中島翔哉。今、移籍市場において最も注目を集めている日本人選手だ。


 ポルト、ベンフィカ、そしてスポルティングの「3強」が全ての面で他を引き離しているポルトガル・サッカーで、中島はリーガNOS(国内リーグ)デビュー戦となったベンフィカ戦でアシストを記録し、ポルト戦では冷静なアウトサイドでのゴールで名手イケル・カシージャスの牙城を破るなど、鮮烈な印象を残している。
 
 もちろん、彼に対しては地元メディアの評価も軒並み高い。そのなかでサッカー専門サイト『PortuGOL.net』は、「3強以外のクラブから選出したリーグ前半戦のベスト11」を選定し、中島を左ウイングのベストプレーヤーに挙げている。選ばれた11人は以下の通りだ。
 
GK:クラウディオ・ラモス(トンデラ)
右SB:リカルド・エスガイオ(ブラガ)
CB:ザイナディン・ジュニオール(マリティモ)
CB:マルセロ(リオ・アベ)
左SB:ルモール(ポルティモネンセ)
MF:イドリス(ボアビスタ)
MF:ジョアン・ノバイス(リオ・アベ)
MF:ルベン・リベイロ(リオ・アべ)
右ウイング:ラフィーニャ(ギマラエス)
左ウイング:中島翔哉(ポルティモネンセ)
CF:ゴンサロ・パシエンサ(セッツバル)
 
『PortuGOL.net』は選定理由として以下のように綴り、23歳の日本人を称賛している。
 
「日本のウイングプレーヤーは、昨年9月にFC東京からレンタルで加入し、その能力の高さを十分に証明している。特筆すべきは、すぐにポルトガル・サッカーに適応したことだ。デビュー戦となったリーグカップ(2回戦)のシャベス戦では、試合途中でピッチに立ち、3-1の勝利にいきなり貢献した」
 
「優れた動きを見せ、最適のタイミングで正確なパスが出せる他、そのダイレクトプレーは対峙するDFに悪夢を見させる。得点力も文句なしで、(出場14試合で挙げた)7ゴールは、ポルトガルの若きスター、スポルティングのブルーノ・フェルナンデスに並ぶ数字である」
 
「3強を除くベスト11」ということで、複雑かつ微妙な印象を受けるかもしれないが、『PortuGOL.net』はこの11人を、「3強が多額の移籍金を払って獲得する可能性が高い選手たち」とも表現している。そしてこの記事において、先頭で最も大きく写真が使われているのが、最もステップアップに近い位置にいると思われる中島だ。