冬の移籍マーケットも終盤に差し掛かり、アレクシス・サンチェスのマンチェスター・ユナイテッド入り、そして、ピエール=エメリク・オーバメヤンとヘンリク・ムヒタリアンのアーセナル移籍など、いよいよビッグネームの大移動が現実味を帯びてきた。
 
 そんな中、17日にアーセナルからエバートンへの移籍を決めたのが、セオ・ウォルコットだ。アーセナルで12シーズン目を迎えていたチーム最古参は、継続して試合に出場できる環境を求め、長年在籍した愛着あるクラブを後にしている。
 
 25年の選手生活のすべてをローマに捧げ、昨シーズン限りで引退したフランチェスコ・トッティという例外はあるにしても、近年はウォルコットのように10年以上同じクラブでプレーする選手の数が極端に減っている。
 
 そこで、日本の干支でいう一回り、つまり12年以上に渡り同一チームに在籍している選手を欧州5大リーグで探したところ、該当したのは19人だけ。もっとも在籍年数が長いのは、昨年のW杯予選敗退を機にイタリア代表から退いた2人のレジェンド、ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)とダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)の17年目だ。
 
 現役ラストイヤーを明言しているブッフォンは、ここまでセリエA通算629試合に出場し、パオロ・マルディーニが持つセリエA歴代最多出場記録(647試合)まで残り18試合に迫っている。デ・ロッシは、幼い頃からローマ一筋の生え抜きで、トッティの跡を引き継いだバンディエーラ(旗頭)だ。
 
 バルセロナの下部組織出身のアンドレス・イニエスタやリオネル・メッシも、それぞれ16年目、14年目のシーズンを迎えている。イニエスタは、昨年10月にクラブと生涯契約を結び、バルサで現役生活を終えることを決断した。
 
 チャンピオンズ・リーグで連覇中のレアル・マドリーの最終ラインに君臨しつづけているのがセルヒオ・ラモス(13年目)とマルセロ(12年目)。世界最高クラスの選手が集まるメガクラブで長年レギュラーを確保し続けている。
 
 マドリーで12年目を迎えたマルセロは、22年まで契約を残しており、ロベルト・カルロスの持つ外国人最多出場記録(527試合)の更新も現実味を帯びてきた。
 
 その他にもセルジョ・ペリッシエル(キエーボ)やシャビ・プリエト(レアル・ソシエダ)など、プロビンチャのキャプテンが名を連ねた。
 
 ドルトムントのGKロマン・ヴァイデンフェラーとレバークーゼンのシュテファン・キースリンクは、残念ながら今シーズン限りでの引退を表明している。
 
●欧州5大リーグで12年以上同一クラブに在籍する選手
・ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス/GK)17年目
・ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ/MF)17年目
・アンドレス・イニエスタ(バルセロナ/MF)16年目
・セルジョ・ペリッシエル(キエーボ/FW)16年目
・ロマン・ヴァイデンフェラー(ドルトムント/GK)16年目
・シャビ・プリエト(レアル・ソシエダ/MF)15年目
・ダビド・ガルシア(ラス・パルマス/DF)15年目
・ロイク・ペラン(サンテティエンヌ/DF)15年目
・リオネル・メッシ(バルセロナ/FW)14年目
・セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー/DF)13年目
・ジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス/DF)13年目
・フランチェスコ・マニャネッリ(サッスオーロ/MF)13年目
・アレクサンダー・マイアー(フランクフルト/FW)13年目
・マルセロ(レアル・マドリー/DF)12年目
・ブルーノ・ソリアーノ(ビジャレアル/MF)12年目
・マイケル・キャリック(マンチェスター・U/MF)12年目
・マーク・ノーブル(ウェストハム/MF)12年目
・シュテファン・キースリンク(レバークーゼン/FW)12年目
・ロマン・ダンゼ(レンヌ/DF)12年目