Jリーグ開幕前恒例のキックオフカンファレンスで、G大阪の遠藤保仁が攻撃サッカーの回帰に自信を見せた。

 昨季に10位と低迷したG大阪は、かつて標榜していた攻撃的スタイルを取り戻すべく、レヴィ―・クルピ監督を招聘。香川真司(ドルトムント)や乾貴士(エイバル)らの才能を開花させ、C大阪で一時代を築いたブラジル人監督の下、新機軸の構築に取り組む。

 遠藤の起用法はひとつの焦点で、沖縄2次キャンプ中に行なわれた京都とのトレーニングマッチでは、4-3-2-1のシャドーで起用されるなど、今季はボランチではなくより攻撃的なポジションで起用されることになるかもしれない。

 もっとも、本人はこう語っている。

「基本的には自由にやらせてもらえている。ポジションはあくまで形式上であって、チームのバランスを見ながら前にいることもあれば、後ろに移動する可能性もある」

 そうしたなかで強く意識しているのは、魅力的なサッカーで勝つことだ。

「とにかく、観ていて楽しいサッカーをしたい。それはレヴィ―(・クルピ監督)も言っているし、打ち合いになる試合は昨季より増えると思う。

 監督が求めている戦い方が浸透するのはこれからだと思いますけど、ただ、昨季からメンバーはあまり変わっていないし、動き出しのタイミングとかはある程度分かっているので、ゴールに直結するプレーができたらいい」

 この日、指揮官の口からキャプテンに指名する意向であることが明かされた遠藤がクルピ体制で輝くようであれば、魅力的な攻撃サッカーが観られる日もそう遠くはなさそうだ。

取材・文●橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)