[ACLグループステージ6節]鹿島0−1水原三星/4月17日/カシマ

 引き分け以上で1位通過が決まるACLのグループステージ最終節で、鹿島は1点に泣いた。31分のセットプレーからダムヤノビッチにゴールを許し、0−1の敗戦。決勝トーナメント進出は果たしたものの、直接対決で敗れた水原三星に抜かれて2位に転落した。
 
 ディフェンスリーダーの昌子源は、ホームでの黒星に唇を噛む。
 
「突破は決まっていましたが、1位を狙うという目標があった。でも、試合の入りから相手のほうが良かった。こっちはホームですし、入りからもっと全力で行くべきやった。そういう気持ちを、もう少し全員が入りからやっていかなければいけない」
 
 多くの怪我人を抱える鹿島は、水原三星戦に「Jリーグであまり出場機会のない選手」(昌子)を起用した。2トップの一角は大卒ルーキーの山口一真、左サイドバックは三竿雄斗が今季初スタメン。しかし、出場機会の少ない選手を抜擢した影響からか、ホームチームは試合のペースを掴めないまま90分間を過ごしてしまう。

 昌子は、そうした試合展開に納得がいかなかったようだ。「レギュラーを奪ってやるとか、そういう強い気持ちをもっと全員が出さなければいけないと思う」と悔やみ、さらに続けた。
 
「誰が出ても鹿島というのが、鹿島の強みだと思う。普段出ないようなメンバーがチャンスをもらえたので、やっぱり何が何でもレギュラーを奪ってやるという強い気持ちを、もう少し出すべきではないかなと。チーム全員がそういう風にやらないといけないんじゃないかなと思います」
 
 負けても決勝トーナメント進出が決まる水原三星は、ある意味でベンチメンバーのテストという側面もあった。そのチャンスを活かしきれなかったチームメイトたちに、奮起を促したかったのだろう。チームの成長のためなら嫌われ役になることも厭わない、昌子らしい発言だ。
 
 鹿島は決勝トーナメント1回戦で、元ブラジル代表のフッキやオスカールを擁する上海上港と対戦する。昌子も言う通り、「相手はかなり強いチームというのは分かっていますし、外国籍の選手もすごい優秀な選手が揃っている」が、アジア制覇を目指すうえでは「上に行けば必ず当たる相手」だ。鹿島は今回の敗戦を糧に、この難局を突破できるのか。ホーム&アウェーで争う上海上港との初戦は、5月9日にカシマスタジアムで行なわれる。

【ACL 鹿島 0−1 水原 PHOTO】試合巧者・水原に敗れた鹿島はACLグループステージを2位で通過