[親善試合]日本4−2パラグアイ/6月12日/チボリ・シュタディオン
 
【日本代表・総評】
6.5
前半は相変わらず最終局面でのプレーの精度が低かった。息を吹く返すきっかけとなったのは乾の同点弾で、そこからは相手の運動量も落ちたこともあり、ペースを握れた。なにより勝利を飾れたことが大きいだろう。
 
【選手採点・寸評】
GK
12 東口順昭 5.5(HT OUT)
パラグアイの1点目はロメロのシュートを褒めるべきか。大きなミスはなく無難にまとめた印象。ただ、一番手の川島を押しのけられるかと言えば……。
 
DF
2 植田直通 6.5
パラグアイの9番・サンタンデールとの重量級対決は迫力満点。蹴るところは蹴る割り切った判断で、大きなピンチを招くことはなかった。
 
3 昌子 源 6
身体を張った守備で奮闘。後方からの声で味方も動かすことで、最終ラインを整えていた。この日のディフェンスリーダーとして合格点。

6 遠藤 航 5(HT OUT)
右サイドでタイトな守備も、攻撃面で変化をつけられなかった。判断で迷うところがあり、クロスやパスがだいぶ敵DFに引っかかっていた。
 
21 酒井高徳 5.5
55分の攻め上がりからのクロスは見事。とはいえ、全体的にプレーの精度を欠いており、味方との呼吸もいまひとつだった。
 
MF
7 柴崎 岳 6.5
攻撃面では司令塔として長短のパスを使い分け、プレースキッカーとしても存在感。77分のゴールを演出したCKはビューティフルだった。
 
10 香川真司 6.5
開始1分に素晴らしい展開をしたあとも岡崎とのワンツーなどで攻め込む。51分、63分と乾の2ゴールをいずれもアシストと仕事をした。80分の決定機逸も、終了間際にダメを押す。

13 武藤嘉紀 6(65分OUT)
相手のプレスに動じない、図々しい突破がなんとも頼もしかった。ファウルになったとはいえ、15分のプレーでもフィジカルの強さを見せつけた。
 
14 乾 貴士 7
MAN OF THE MATCH
6分に香川へお洒落なヒールパス。51分に続き、63分にもコントロールショットでゴール。スタメン奪取に向け大きくアピールした。
 
16 山口 蛍 6
ガーナ戦以上に運動量も落ち着きもあった。完全に競り負けるようなシーンもなく、“本来の蛍”が戻ってきた。
 
FW
9 岡崎慎司 5(74分OUT)
ボールの受け方はまずまずで、最前線でフリーランニングも繰り返していた。だが、CFとしての怖さがそこまでなかった。オフサイドとはいえ、69分のシュートミスには失望した。
 
交代出場
GK
23 中村航輔 5.5(HT IN)
あわや相手に直接渡ってしまうかという57分のキックミスはいただけない。ワールドカップではそういうミスが致命傷になる。

DF
19 酒井宏樹 6(HT IN)
62分の右サイドからのチャンスメイクは味わい深かった。右サイドでのディフェンスも安定しており、まずまず好印象。

FW
15 大迫勇也 6.5(65分IN)
71分への香川への展開はさすが。ボールを激しく要求するなど闘争心を前面に押し出していた。チームの3点目のゴールはグッド。
 
MF
8 原口元気 5.5(74分IN)
80分はエリア内からのプレゼントパスも香川がシュートミス。ひとつアシストを損した。右サイドでの上下動はそれなりにできていた。

MF
11 宇佐美貴史 −(79分IN)
87分のパスミスなどプレースピード、テンポがやや遅いか。乾との定位置争いで後退。
 
監督
西野 朗 6.5
スイス戦から先発10人を入れ替えた大胆策が結果的に奏功。ワールドカップ前に初勝利を飾れて、ホッとしているだろうか。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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