多くのサッカー・ファンにとって、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、いわば“神”のような存在だ。しかし、この神格化にローマ法王が意見して話題を呼んでいる。

 2004年にバルセロナでトップチーム昇格を果たしてキャリアをスタートさせて以来、メッシは4度のチャンピオンズ・リーグ制覇や9回のラ・リーガ優勝、そして5度に渡るバロンドール受賞を達成。さらにゴール数も「686」を記録するなど、輝かしい功績を残している。

 そんな現代サッカーを牽引するクラックを「神」を崇めるファンは少なくない。実際、アルゼンチン国内では、スペイン語で神を表す「Dios」と彼の背番号をかけて「D10S」とも称されている。

 そんなメッシの“神格化”について、同じアルゼンチン出身でもあるローマ法王フランシスは、現地時間4月1日、スペインのテレビ局『La Sexta』のインタビューで独自の見解を展開した。
 
 多岐に渡った同メディアの取材のなかでインタビュアーから「メッシを『神』とするのは冒涜になりますか?」という質問を受けた法王は、やや考え込んでから持論を述べた。

「理論的には神に対する冒涜行為となるでしょう。決してやってはいけないことです。人々は憧れの存在として、敬愛を示す意味で、メッシ選手を神と呼ぶのかもしれないが、やはり崇拝対象となるのは神のみです」

 アルゼンチンの古豪サン・ロレンソの熱狂的なファンで、ソシオの一員でもある法王は、同胞であり、サッカー界のスーパースターについて、「彼のプレーは素晴らしい。それは疑いようがありません。ただ、メッシは神ではありません」と付け加えている。

「神ではない」とされてしまったものの、法王から太鼓判を押されたメッシ。今後も彼の“神業”の数々からは目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部