[J1リーグ10節]G大阪0-0FC東京/5月4日(土)/パナスタ
 
【チーム採点・寸評】
G大阪 6
かつての指揮官を前に、チームに欠けていた球際の激しさなどを取り戻した。前半はサイドで優位に立つも、点は取りきれなかったが、後半は粘り強い守備で対抗。課題の守備改善に光明が見えた。

 
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
後半は枠内シュートで脅かされるも、キャッチング、セーブともに安定。キックはやや精度を欠き、何度かミスがあったが、後半もDFラインと上手く連携し無失点で食い止めた。
 
DF
14 米倉恒貴 6
前半、課題の守備で一度は太田に裏を突かれてピンチを招いたが、球際の激しさでチームに勢いをもたらした。後半は再三、攻撃参加で太田を押し込み、チャンスを演出した。
 
13 菅沼駿哉 6
ディエゴ・オリヴェイラにもしっかりと対応。派手さはなかったがキム・ヨングォンとの息のあったプレーを見せた。永井とのスピード勝負でも臆することなく、しっかりと封じた。
 
19 キム・ヨングォン 6.5
前半、相手に最初に許した危険なシーンでディエゴ・オリヴェイラのシュートに身体を投げ出してストップ。対人の強さだけでなく、読みの良さでも最終ラインの危険地帯カバー。
 
22 オ・ジェソク 5.5
久保のドリブルに手こずり、一度は警告を受けたが、線引きのうまさはさすがで破綻はせず。ただ、攻撃に関してはほとんど貢献がなく、アデミウソンのサポートに回れなかった。
 
MF
7 遠藤保仁 6
前節の先発落ちの悔しさをプレーで体現した。ギャップに上手く顔を出し、攻撃を牽引したが際立ったのはキックの鋭さ。林を脅かすシュートを放ったり、効果的なプレーを繰り出した。
 
8 小野瀬康介 5.5
前半は中央にも進出し、パスワークに彩りをつけたが決定的なシュートは放てず。後半は、米倉と上手く太田のサイドを攻略し、仕掛ける姿勢も強かったが、最後のプレーの精度がやや低かった。
 
MF
10 倉田 秋 6
高とのボランチコンビで、役割分担を上手くこなした。持ち味のドリブルだけでなく、高い位置取りを積極的にこなして、前半は攻撃に厚みを加えた。ただ、もっと中央を崩す工夫も欲しかった。
 
28 高 宇洋 5.5(HT OUT)
攻撃に専念していた倉田を上手くフォローし、最終ラインと一緒にリスク管理を託されていた。ただ、課題の対人プレーでは久保を止めた際に警告を受け、結果的に前半のみでピッチを後に。
 
FW
9 アデミウソン 6
研ぎ澄まされたナイフのような切れ味で前半はFC東京に脅威を与え、立ち上がりには決定的なシュートも。ただ、後半は守勢に回る展開の中、やや孤軍奮闘気味で、周囲のサポートもなかった。
 
16 ファン・ウィジョ 5.5
枠内シュートもあったが、シュート2本は不本意と言える。1トップで常に苦しい体勢の中でロングボールを競る場面も多かったが、森重らにほぼ封印されてしまった。
 
交代出場
MF
15 今野泰幸 6(HT IN)
投入早々、久保に激しくあたりに行くなど、今野らしさも見せた。仙台戦とは異なり、本来の球際の激しさで中盤を引き締めたが、まだ100%の状態の今野とは言い難い。
 
監督
宮本恒靖 6
日本代表CBの三浦を先発から外すという厳しさがチームによい緊張感をもたらした。FC東京に対して腰の引けた戦いをするのではなく、自分たちの良さを出して対抗。布陣も理にかなっていた。
  
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 6
前半は林のビッグセーブに2度救われたが、大崩れはしないところはさすがリーグ最少失点。後半は攻めの迫力を増したが、執念を見せるG大阪を崩しきれず、4連勝でストップした。

【FC東京|採点・寸評】 
GK
33 林 彰洋 6.5
立ち上がり早々のアデミウソンのシュートを見事にワンハンドセーブ。そしてファン・ウィジョのキックも味方に当たりコースが変わったが素早い反応で防いだ。この男の好守がなければ、確実に結果は違っていたはずだ。
 
DF
25 小川諒也 6
本職ではない右SBだけに攻撃時にはややノッキングした感もあったが、アデミウソンの突破に対しても懸命に対応。後半は攻撃参加し、際どいシュートで東口を脅かす場面も作り出していた。
 
20 チャン・ヒョンス 6
前への出足の良さと空中戦の強さは秀逸で、ペナルティエリア内ではほぼ危険なシーンを作らせなかった。ファンとの同胞対決も遅れをとることなく、しっかりと要所を締めていた。
 
3 森重真人 6.5
前半、太田が抜け出した場面も最終ラインから好フィード。最終ラインを巧みに束ねただけでなく、ファン・ウィジョに対しては読みの良さも含めてほぼシャットアウトしていた。
 
6 太田宏介 5.5
前半唯一の決定機だったディエゴ・オリヴェイラの決定機は太田の攻撃参加がもたらしたものだったが、後半は米倉らの飛び出しに手を焼き、再三背後を取られていた。攻守で低調な出来だった。
 
MF
15 久保建英 6
ボールを持った時の相手の警戒度はオ・ジェソクと高から警告覚悟で止められたプレーでも明らか。ただボールを持てば何かを起こしそうな気配に加えて、セットプレーのキックも鋭かった。
 
8 高萩洋次郎 5(64分OUT)
守備的な役割は意識していたが、肝心の攻撃面でまったく良さが出せず、ピッチ内で存在感は少なかった。前半の停滞はそのパフォーマンスが遠因だったと言えるだろう。途中交代もやむなしの出来だった。
 
MF
18 橋本拳人 5.5
守勢に回っていた前半、高萩とともにリスク管理を担当したが、最終ラインに入ってビルドアップにも参画していた。ただ、もう少し、攻撃への貢献と精度があってもよかった
 
10 東 慶悟 5.5
長谷川監督からは厳しい評価を受けたが、守備に関しては意識も高く、サイドでしっかりと
役割をこなしていた。大森の投入後はボランチに入ったが、攻めでもっと輝きたかった。
 
FW
9 ディエゴ・オリヴェイラ 5.5
ガンバキラーで昨年は2戦2発。その相性を生かしたかったが、前半の決定機は相手の粘りに封じ込められた。ボールを収めてからの推進力はあったが、いつもの怖さは欠いていた。
 
11 永井謙佑 5(74分OUT)
ディエゴと見せる守備時の貢献がやや少なかった感もある。G大阪の背後にはスペースがあったが、スピード勝負でも相手に遅れをとった。シュート3本は放ったが、決定的な形はなかった。
 
交代出場
MF
39 大森晃太郎 6(64分IN)
古巣相手の一発を長谷川監督から期待されて投入されるも、シュートは放てず、守勢に回った太田のフォローにも追われた。小川の決定機は大森が敵陣深くに進出したことで得たものだ。
 
FW
17 ナ・サンホ 5.5(74分IN)
攻撃のテコ入れとして期待され、右サイドハーフに入ったが、活性化するには至らず、相手の堅い守りに手こずった。シュート1本は放ったが、もっとかき回したかった。
 
監督
長谷川健太 6
古巣相手に昨年8月のリベンジを目指した。相手を崩すべく、フォーメーションを変えたり、久保を中央に配置したりと策は講じたが、3枚目のカードでジャエルを切っても面白かったかもしれない。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。