今シーズンのリーグ・アンは、酒井宏樹と川島永嗣に加え、昌子源が1月から参戦。ロシア・ワールドカップで日本代表の躍進に貢献した3人がプレーした。

 そんなサムライ戦士たちの活躍ぶりを100点満点でチェック。そのパフォーマンスを振り返る。

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酒井宏樹(マルセイユ)…80点(とてもよくやった)
【2018-19シーズン成績】
リーグ・アン=27試合・1得点・4アシスト
ヨーロッパリーグ=4試合・0得点・0アシスト
フランス・カップ=0試合・0得点・0アシスト
リーグカップ=1試合・0得点・1アシスト

 深刻な危機に陥ったマルセイユにあって、好パフォーマンスを披露した数少ない選手だった。故障者が相次いだうえ、凡ミスや一発退場など散々だった守備陣において、酒井だけが年間を通して安定しており、抜群の持久力でアップダウンを繰り返し、献身性を見せ続けた。

 パリ・サンジェルマン戦ではマッチアップしたキリアン・エムバペを封じて苛立たせるなど、好守が光った。本職でない左SBで起用された時も無難にこなして点も評価できる。

 これまで評価がやや低かった攻撃面でも「大きな進歩を遂げた」(『L’EQUIPE』紙)と称賛を受けた。37節のトゥールーズ戦では、見事なハーフボレーでリーグアン初ゴールを決めてもいる。チームが停滞したことで、逆に酒井の奮闘ぶりが際立ってシーズンだったと言えるだろう。

昌子源(トゥールーズ)…70点(よくやった)
【2018-19シーズン成績】
リーグ・アン=18試合・0得点・0アシスト
フランス・カップ=2試合・0得点・0アシスト
リーグカップ=0試合・0得点・0アシスト

 海外初挑戦で、しかもシーズン途中の加入にもかかわらず、瞬く間にレギュラーに定着。トゥールーズの残留に貢献した活躍ぶりは称賛に値する。

 言語の壁もあり、当初はコミュニケーションや連係に不安を漂わせたが、インテリジェンスを発揮して早々にこれを払拭。3バックにも4バックにも難なく対応し、先を読んだ的確なポジショニング、冷静な対応、正確なビルドアップを披露。まるで長年このチームでプレーしているような落ち着きぶりで、最終ラインを引き締めた。

 クリストファー・ジュリアンとの補完性は抜群で、得点力のないチームにあって、このCBコンビは「二枚看板」とも言える存在だった。名物解説者のパトリス・フェリ氏が「大仕事をやってのけた」と絶賛したように、崩壊寸前だった守備を再建し、立派に責務を果たした。

 ただ、時折スピード負けし、敵アタッカーに振りきられてしまうシーンが散見された。このあたりは来シーズン向けた課題となるが、対峙する相手を研究して経験を積めば、問題なく克服できるだろう。

文●結城麻里
 

川島永嗣(ストラスブール)…採点なし
【2018-19シーズン成績】
リーグ・アン=1試合・0失点(1クリーンシート)
フランス・カップ=0試合・0得点・0アシスト
リーグカップ=0試合・0得点・0アシスト

 もともと第3GKとして迎え入れられたため、なかなか出番には恵まれず。ただ腐ることなくトレーニングを積み、最終節でようやく初出場を果たす。恩師ヴァイッド・ハリルホジッチが監督を務めているナントを相手に1-0で勝利し、クリーンシートでシーズンを終えた。レギュラーとして期待されて加入したわけではないため、採点は「なし」とした。

文●サッカーダイジェスト編集部Web