スペインでの飛躍を誓うサムライは、コンスタントな出場機会を切望している。

 現地時間7月14日、スペイン紙『El Desmarque』は、ベティスに所属する日本代表MFの乾貴士が他クラブへ完全移籍を直訴したと報じている。

 昨夏にエイバルからベティスに入団した乾だが、キケ・セティエン監督の下では出場機会に恵まれず、今年1月にアラベスへレンタル移籍。エイバル時代から慣れ親しんだバスクの地で水を得た魚のように躍動すると、公式戦12試合に出場して2ゴールを記録。2月23日のセルタ戦では日本人史上初のラ・リーガ通算100試合出場を達成した。

 レンタル期間の満了に伴いベティスに舞い戻った乾だが、今夏就任したルビ新監督の政権下でも、どうやら構想外となる公算が高い。『El Desmarque』紙は、チームに居場所を見出せない選手本人が、クラブの首脳陣に対して移籍を希望したと伝えている。

 同様に乾の去就に関する記事を掲載したのが、アンダルシアの地元メディア『ABC』。ベティスも外国籍(EU外選手)枠を空けたいと考えており、乾をこの夏に売却する意向だという。移籍金を300万〜400万ユーロ(約3億7500万〜5億円)に設定してオファーを待っている状況だと報じている。

 気になるのは移籍先はどこになるのか。地元メディア『GOL digital』によれば、半年間在籍したアラベスは監督の交代に伴って手を引いたものの、今年1月に中国代表FWウー・レイを獲得してアジア市場へのアピールを強めるエスパニョールが乾に関心を示しており、現時点での有力候補に挙がっているようだ。

 先週金曜日からベティスのプレシーズントレーニングに合流し、練習では好調ぶりを示しているという乾。はたして31歳のテクニシャンはどこへ向かうのか。その動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部