日本代表FW久保建英がこの夏に加入し、日本国内でより一層の注目を集めているのが、ラ・リーガの超名門レアル・マドリーだ。
 
 ジネディーヌ・ジダン監督のもと、これまでにプレシーズンマッチ5試合を戦ったが、結果は1勝1分け3敗と芳しくない。とりわけ守備陣は16失点を喫しており、スペイン・メディアは「過去39年で最低のプレシーズンとなりそう」と報じている。

 そんななか、好調ぶりを披露しているのが元フランス代表FW、カリム・ベンゼマである。現地7月31日のアウディ・カップ3位決定戦、フェネルバフチェ戦ではハットトリックを達成し、5−3の勝利を呼び込む立役者となった。相変わらず前線の基準点として、異彩を放ち続けている。
 
 このハイパフォーマンスを受けて、クラブ公式サイトと公式SNSがベンゼマ特集を企画。2009−10シーズンに21歳でリヨンからやって来たストライカーは、マドリーで10シーズンを戦い、今季が入団11年目となる。公式は「偉大なるパフォーマンスを続けた10年間」と題して、ベンゼマのスーパーゴール集を掲載したのだ。
 
 入団2年目の10−11シーズンの後半から、メキメキと頭角を表わしたベンゼマ。これまでにマドリーの全公式戦で挙げたゴール数は「222」にのぼり、これは歴代6番目の数字となる。高さ、強さ、巧さの三拍子が揃い、パートナーのタイプを選ばないのも強みで、フィニッシュの引き出しが多彩だ。恐喝疑惑や無免許運転、さらには練習の遅刻頻発などなにかとお騒がせな一面もあったが、獲得したタイトルはラ・リーガ優勝2回、チャンピオンズ・リーグ優勝4回を含む合計11個に及ぶ。間違いなく、マドリーの生ける伝説のひとりだ。

 
 動画をチェックしたファンからは、「美しいゴラッソばかりだ!」「波瀾万丈がまた彼らしい」「ベルナベウに熱狂をもたらす男」「ここぞで頼りになる真のクラック」「もう10年もいるの? 若々しいよ」「思い出深いゴールばかりだな」と、賛辞の声が後を絶たない。
 
 なかには、「今季こそピチーチ(得点王)を狙ってほしい」との声も。過去10年間のラ・リーガはクリスチアーノ・ロナウドとリオネル・メッシが幅を利かせてきたため、ベンゼマは一度も得点王を獲得していない。目下3連覇中のメッシの牙城を崩し、マドリーを覇権奪還へと導くか。背番号9のゴールラッシュに期待がかかる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部