ワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦は6対0で勝ったけど、ゴールは少ないくらいだよ。しっかり決めるべきところを決めれば、12対0くらいで勝っていたはずだ。それくらい力の差はあったよね。

 それにしても、モンゴルというチームは見たことがなかったけど、想像以上に弱かった。個々を見てもスピードもないし、スキルもない。1対1は弱くて全然身体を張って守ろうとしない。展開力もまるでないし、シュートもまったく打てない。ランキング以上の差があったんじゃないかな。

 日本はこんな調子で2次予選を戦っていっても、まったくチームの強化にはならないと思うよ。ヨーロッパや南米の国々は、ランキング180位なんてチームとワールドカップ予選という真剣勝負の場で戦うことはほとんどない。ワールドカップ本大会までにこういった試合をいくつも戦わなければならい日本と、高いレベルでしのぎを削っている強豪国。レベルアップするにはどちらが相応しい環境なのかは一目瞭然だ。だから、アジアはいつまでたっても世界の蚊帳の外に置かれてしまうんだ。
 
 近年はタイやベトナム、マレーシアといった国々が自国リーグのレベルアップに力を入れて、それが代表の強化にもつながっているけど、本来はそういう国が下から這い上がってランキング上位の国と戦うのが筋というもの。それが健全なアジアのレベルアップにもつながるし、またアジアのチームが世界の強豪と対等に渡り合っていくためにもまっとうなやり方なんだ。

「日本対モンゴル」みたいな、こういうセンスのない予選のやり方がアジアをいつまでも弱小エリアに仕立ててしまっているし、そんな試合で故障してしまった冨安は本当にかわいそうだ。日本にとってはラクな試合だったけど、いろんな意味でマイナスしかなかったね。
 
 10月の2連戦では、大迫が怪我をして招集されず、メディアは代わりに誰が1トップを務めるんだって話題にしていたけど、結局モンゴル戦では大迫の存在がクローズアップされるような状況にはならなかったね。むしろ、伊東が3つのアシストをしたり、後方の選手が3点取ったり、前線の選手以外の活躍も目立った。とにかく、日本の選手がみんなうまく見えるくらいの“ひどい”試合だったよ。

 それに日本は6点取ったけど、韓国は8点取ったし、中国も7点取った。大味な試合ばかりで、こんなスリルのないゲームに、新しいファンなんて付いてこないんじゃないかな。
 
 おそらくは次の敵地でのタジキスタン戦が日本にとって、2次予選での一番厳しい試合になるのかもしれない。これに勝てば、1位はほぼ決まりだろう。それ以降は、日本にとって消化試合のようなものだけど、いったいどんな強化プランでチームを作っていくのか。また、これまで通りのやり方? 11月には五輪代表も国内でコロンビアと戦うようだし、そこでまたどんなメンバー編成をするのかも注目したいね。

【PHOTO】日本×モンゴル戦を彩った「美女サポーター」たち

【日本代表PHOTO】長友佑都の代表10年ぶり弾など大量6ゴールで大勝!モンゴルを終始圧倒しアジア2次予選2連勝!

【日本代表笑顔 PHOTO】モンゴルに大勝!笑顔でサポーターの元へ!