J2リーグ41節、柏が町田を3−0で下し、この結果によってJ2優勝&J1昇格を決めた。

 試合はセットプレーの流れから、3分に瀬川祐輔が、5分にクリスティアーノがネットを揺らした。その後は落ち着いた展開になるも、59分にクリスティアーノが追加点を決め、3−0で町田を下した。

 試合後、チームをJ1復帰に導いたネルシーニョ監督は、町田に勝利してホッとした気持ちを明かしてくれた。

「今日は我々としてはタイトルを決めに来た試合だった。今日、残り試合がある状況でチャンピオンを決めるつもりで、今週の1週間は選手たちにもそういった内容を伝えたうえで、準備をしてきました。選手たちは最後までこちらが要求したことを忠実にやってくれたなと思います」
 そして、シーズンを振り返りつつ、こう喜びを語った。

「今季は難しい戦いが続いたなかで、シーズン開幕から振り返れば、序盤は上手くいかないことが続いた。そのなかで、シーズン中盤にさしかかったなかで、我々が進むべき道を見つけた。それが今、シーズン終盤を迎えて、戦い方を確立できた。それに対して、自分は率直な意見として本当に嬉しく思っています。

 選手たちは今年1年間、いろんな困難にも果敢にも向き合ってくれた。こちらが示したことに対して、選手たちがしっかりと応えてくれた。その結果、目標に到達することができたことに対しては、言葉にも表現できないような喜びを感じています」

 これで2010年以来となるJ2制覇だが、指揮官は過去と比較しつつ、次のようにJ2の変化を語ってくれた。

「(2010年との)唯一の違いは、リーグのレベルそのものが格段に上がった。前回と比べた時に、各クラブのインフラや運営、その他の諸々の部分すべてにおいて、J2のレベルが上がったなと思います。実際に今シーズンにおいても、ほぼ10チーム近いチームがプレーオフを狙える位置にいた。そういった拮抗した展開が今季は序盤から終盤戦にかけて続いたというのは、リーグ全体のレベルの底上げがされた証なのかなと思います」

 厳しい争いのなか、J2優勝を果たせたのは、シーズン通した積み重ねの賜物だろう。これで柏は、1年でのJ1復帰も決めた。J2を席巻した力がJ1でも通用するのか、期待したい。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)