[キリンチャレンジカップ]U-22日本0-2U-22コロンビア/11月17日/エディオンスタジアム広島

 東京オリンピック出場を懸けた南米予選をおよそ2か月後に控え、真剣モードのコロンビアに対して、日本は劣勢を強いられた。

 それでも試合終盤には、相手を押し込むシーンも作り出した。潮目が変わったのは、三好康児が岩田智輝との交代でピッチに入った62分頃だ。

 それまでは3-4-2-1のシステムを採用していたが、三好の投入を機に4-2-3-1に変更。試合後の会見で「前線の人数を増やすことで、できなかったことをやれるようにと考えた」と森保一監督が明かしたように、中盤で目立っていた明らかな連携不足も、個々の距離感が縮まったことで改善され、より攻撃的なチャレンジが増えていった。

 興味深かったのは、2列目だ。右から三好、堂安、久保といずれもレフティーが並んだのだ。

 62分過ぎから、堂安が交代する82分まで見られ、いくつかのチャンスを創出したこのトリデンテについて、「むしろ感覚が合う」と振り返ったのはトップ下に入った堂安だ。所属するPSVでは右サイドでプレーする背番号7は、このシステム変更に手応えを感じていた。

「やりにくさはなかった。全員が左利きの2列目になりましたけど、感覚は合うなと。あとちょっとファーストタッチが良かったらとか、そういうシーンが多かった。何かが起こりそうな空気はあったので、そういうのは今回のポジティブな部分ですね」

 3バック時の戦いぶりについて、「正直、上手くいきそうな雰囲気も、自分自身にも自信がなかった」と吐露した堂安だったが、「後半に4バックになってからは前線の選手が増えたことで、タケフサとかコウジくんとの距離感が一気に縮まったので良くなった」と分析。そして、こう続けた。

「僕はどちらかというとトップ下に入って、タメを作ろうとしてしましたけど、あの形の方が、アイデアとかイメージは付きやすいですね」

 コロンビアのタイトなチェックに苦しみ、結果と内容ともに完敗と言っていいゲームだった。それでも後半に輝きを放った“レフティー・トリデンテ”は、メダル獲得を掲げる若き森保ジャパンのストロングポイントになりうる可能性を十分に示していた。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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