スペイン・サッカー連盟(RFEF)は11月19日、スペイン代表のロベルト・モレーノ監督の退任と、ルイス・エンリケ前監督の復任を発表した。

 同日に開いた記者会見で、RFEFのルイス・ルビアレス会長が明らかにした。スペイン紙『MARCA』などが報じている。

 L・エンリケは今年6月に「個人的な家庭の事情」で指揮官の座を退任。後に、8月に骨肉腫のために9歳で帰らぬ人となった娘の看病が理由だったことが明らかになった。

 アシスタントコーチから昇格する形となったモレーノ監督は、就任当初からL・エンリケが復帰を望む際はその座を譲ると話していた。

 スペインはモレーノ監督の下でEURO2020予選を順調に勝ち進み、本大会への出場権を獲得した。だが、L・エンリケが復帰の意向を明らかにしたことで、モレーノは監督の座を退く決意をしたという。

 最後の試合となった18日のルーマニア戦(5−0)の後、指揮官はロッカールームで涙ながらにチームへの別れを告げたという。

『ESPN』は、L・エンリケとモレーノの関係が最近になって悪化したとも伝えており、後者がコーチに戻ることはなく、前者がセルタやバルセロナで右腕として重用したファン・カルロス・ウンスエがアシスタントコーチに就くとも報じている。

 再びL・エンリケ体制となったことで当然、選手選考にも影響が出るだろう。この政権交代が吉と出るか凶と出るか。その判断が下されるのは、来夏のEURO本大会だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部