ワールドカップなど大舞台になると、開幕前に必ず話題となるのが、大会中の性行為を監督が認めるかどうかだ。非常にプライベートなことではあるが、指揮官によっては厳しく管理する。

 ただ、インテルのアントニオ・コンテ監督は、クラブにおけるシーズン中も、できる限り選手たちをコントロールしたいようだ。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、コンテ監督はフランス紙『Equipe』で「競争している間は、長時間にわたり(性的)関係を続けるべきではない」と述べた。

「できる限り力をかけない必要がある。だから、パートナーの下にいるということだ。それから、できれば妻とすることをアドバイスする。そうすれば、とてつもない“パフォーマンス”を迫られることはないからね」

 このように主張するのは、それだけ勝負にかける想いが強いということでもある。イタリア人指揮官は、「競争は戦いであり、戦うときは笑ったり、満足したりする理由などない」と話した。

「最後に立っていられるのはひとりであり、それが自分のチームであるようにわたしは全力を尽くす。それに集中するんだ。それがわたしのあり方だし、キャリアを終えるのは早くになるだろう。あまりにも仕事にすべてを尽くしているからだ」
 
 それだけ全力で仕事をするからこそ、「家族なしで多くの時間を過ごすのが正しいのか、よく自問している」と、ファミリーを大切にするなら指揮官という仕事を勧められないとも述べた。

「サッカーにおいてやれることはたくさんある。だが、家族を犠牲にしないために唯一やるべきでないのが、監督なんだよ」

 コンテ監督がユベントス、イタリア代表、そしてチェルシーで数々の功績を遂げてきたのは、それだけの犠牲を払っているからということだ。タイトルから遠ざかっているインテルでも、結果を残せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部