現地時間12月19日、リバプールは、レッドブル・ザルツブルク所属の南野拓実を獲得したことを公式サイトで発表した。

 契約の詳細については発表されていないものの、英公共放送『BBC』は、リバプールがザルツブルクに違約金725万ポンド(約10億1500万円)を支払う形で合意し、契約期間は2020年1月1日から、2024年6月30日までの4年半になると報じている。

 退団にあたり、日本代表FWは、15年1月にセレッソ大阪から加入し、丸5年を過ごしたザルツブルクへの想いを、クラブのインタビューで語っている。

 このオーストリアの強豪からオファーがあり、チームのスタイルなどを考慮しては欧州初挑戦の場に選んだという南野は、「街もきれいだったし、素晴らしい選手がたくさんいて、ワクワクしました」と、加入当時を回想した。

「初めはプレー時間も少なくて、ジョーカーとしての役割でしたけど、その時間も含めて成長できましたし、それがあったからこそいまの自分があると思います」
 
 また、「誰と別れるのがつらいか?」という質問には、韓国代表FWのファン・ヒチャンの名を挙げた。

「彼とは長い時間を過ごしてきたし、彼のおかげでドイツが上達できたので、寂しいですね」

 またキャプテンのオーストリア代表DFアンドレアス・ウルマーについても、別れを惜しんだ。

「常に自分を助けてくれて、一緒にご飯もいろいろ行きましたし、ドイツ語もよく教えてくれました。これからもコンタクトを取り続けたいですけど、別のチームになってしまうのは悲しいですね」

 そのほか、「ザルツブルクで最も印象に残っていること」などの問いにも答えた24歳のサムライ戦士は、ファンに向けて次のようなメッセージを送っている。

「ファンは常に背中を押して支えてくれる存在だった。別れるのは悲しいですけど、ありがとう、ダンケシェと言いたい」

 新天地リバプールを「子供の頃に夢に見ていたようなチーム」と評しながらも、「行くだけでは意味がないし、何かをなしとげたい。嬉しい気持ちもあるけど、やってやるぞという気持ちのほうが強い」と力強く語った南野。欧州に渡って5年、イングランドでの挑戦が始まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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