現地時間1月5日に開催されたFAカップ3回戦で、本拠地アンフィールドでエバートンを迎え撃ったリバプールは1-0で勝利した。

 このマージーサイド・ダービーでデビューを飾ったのが、南野拓実だ。3トップのセンターで先発出場した日本代表FWは、70分にアレックス・チェンバレンとの交代でピッチを退くまで、過密日程の影響から若手主体となったチームの中で、献身的なプレーを披露した。

 試合後にユルゲン・クロップ監督から、「2度の練習しかしてないなかで、タクミはゲームをしっかりと読み取り、並外れたスキル、良い姿勢を見せてくれた」とコメントするなど、南野は及第点の評価を得た印象だ。

 だが、イングランドのレジェンド・ストライカーは、やや辛口の評価を下した。かつてニューカッスルなどで活躍したアラン・シアラーである。

 試合中継を担っていた英公共放送『BBC』で解説を務めたシアラーは、「彼はアンフィールドでリバプール相手にゴールを挙げた24歳の選手だ」と語り出し、こう続けた。

「支払われた金も700万ポンドちょっとの違約金だけだ。それは魅力的だし、彼は今のリバプールに完璧にフィットすると思う。ただ、スタメンを勝ち取ることは、とても難しそうだ。彼は前線ならどこでもプレーできるが、今日の内容ではね……」

 英国メディア内で全般的に好意的な見方が強まっていた南野に対して、シビアな見解を示したシアラーは、こう付け加えている。

「でも、彼は今シーズン、(ザルツブルクで)すでに9点を挙げている。だからチャンスは与えられるはずだ。全ては今日始まったばかりだよ」

 はたして南野は、シアラーの予想を覆すパフォーマンスを見せられるか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部