日本代表の森保一監督の進退を問う声が騒がしくなるなか、元代表監督のアルベルト・ザッケローニの復任が取り沙汰された。

 しかし、ザッケローニ本人は母国イタリアのメディアで、キッパリとこの噂を否定した。イタリアの移籍情報専門サイト『Tuttomercatoweb』によると、伊ラジオ局『TMW Radio』に出演したザッケローニは「(代表監督は)毎日指揮するクラブとは異なる」と述べた。

「仕事の面でも、人生としても、ポジティブな経験だった。3月に日本(代表)にわたしが戻る可能性を伝える記事を読んだが、否定するよ。日本に行くときは、観光客として行く」

 復帰を否定したザッケローニは、王者ユベントス、インテル、そしてラツィオの3チームがスクデット(優勝)を競っているセリエAについても語っている。現王者の9連覇がもっとも可能性あると見ているようだ。

 一方、古巣ミランは冬にズラタン・イブラヒモビッチを獲得してから復調傾向にある。38歳という年齢のイブラに、ザッケローニは「リーダーシップをもたらした」と賛辞を寄せた。

「イブラは偉大なプロフェッショナルだ。以前のような動きではないが、決定的な部分は変わらない。彼がバロンドールを受賞していないのは恥ずべきことだ。彼が行くチームはどこも勝利してきた」

 さらに、ザッケローニは「イブラはメッシやクリスチアーノ・ロナウド以上にバランスを動かしてきた時もある。彼ほど連続でリーグを制してきた選手はいない」と続けている。

「スペインはもう、もっとも難しいリーグではない。イタリアのリーグにはほかにない戦術的要素がある。ロナウドは今、そこにやって来た。だが、イブラはずっと前にもおり、常に勝ってきたんだ」

 ミランは1月24日のブレッシャ戦でも1-0と勝利し、今季初のリーグ3連勝を飾った。ザッケローニが絶賛するイブラヒモビッチに牽引され、さらに浮上できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部