ヨーロッパで新型コロナウイルスの脅威に晒されるなか、チェルシーの俊英MFの問題行動が物議を醸している。

 現地時間3月13日、イングランドのプレミアリーグは、各クラブに陽性反応者が続出したため、4月3日までの全公式戦の延期を決めた。そうした中で、チェルシーは19歳のイングランド代表FWのカラム・ハドソン=オドイに陽性反応が出たため、クラブ施設を完全閉鎖。選手とスタッフには自宅隔離を言い渡していた。

 しかし、このクラブの命令を破ったのが、イングランド代表MFメイソン・マウントだ。

 チームの生え抜きで、「ランパード2世」の呼び声も高い21歳のイングランド代表MFは、現地時間3月15日に、ウェストハムに所属する親友のデクラン・ライスらとともに5対5の草サッカーに興じていたというのだ。

 この情報を伝えた英紙『Daily Mail』の取材に応じた目撃者は、こう証言している。

「私はその日、14歳の息子を練習に送るために公園に向かっていた。すると、駐車場には明らかにド派手な車が止まっていたんだ。そしたら息子が『あれはマウントとライスだ!』って言うんだ。驚いたね。

 彼らはスヌードを着けていたが、それが他人から自分を守るために着用していたのかは分からない。ただ、彼らの騒ぎようを見るに、この状況を真剣には受け止めていないようだった。所属クラブはゾッとするだろう」

 チームの規律を無許可で破ったマウントにチェルシーは、当然、怒り心頭で、英紙『Mirror』の取材に広報担当は、「我々は彼に責任が何かを思い出させる」とコメント。同紙は重大な罰金を科すだろうと予測した。

 さらに『Mirror』は、ダービー・カウンティを率いていた時代からの秘蔵っ子でもあったマウントの問題行動にフランク・ランパード監督も激怒しており、逸材MFが干される可能性があると伝えている。

 新型コロナウイルスの影響が日々深刻化しているイングランド。そうしたなかで、マウントの取った行動は、あまりに軽率だと言わざるを得ない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部