軽率な行動でバッシングを浴びたレアル・マドリーの若手FWに、名ストライカーがアドバイスを送った。

 世界中で新型コロナウイルスによる影響が深刻化するなか、猛烈なバッシングに晒されているのが、ルカ・ヨビッチだ。

 22歳のセルビア代表FWは、スペインから母国に帰国後、28日間の“自主隔離”命令が出ていたにもかかわらずに外出。その理由が、恋人のバースデーパーティーだったために国内外から猛烈なヒンシュクを買った。

 後に実父のミラン氏が、「息子が楽しんでいることを示す写真(恋人とパーティーに参加していたと言われている)は、スペインのもの。彼はベオグラードに来てからすぐにアパートへ入った」と証言し、事態は収拾しつつあるが、ネガティブなイメージがついてしまったのは間違いない。

 昨夏に鳴り物入りで加入したしたマドリーでも、ここまで公式戦24試合で2ゴールと目立った結果を残せず、苦境に立たされているヨビッチ。そんな22歳の若武者に独特な言い回しで助言をしたのが、元ブルガリア代表FWのディミタール・ベルバトフだ。
 
 かつてレバークーゼンやトッテナム・ホットスパー、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した名手は、スペイン紙『Marca』の取材に対して、「ヨビッチにはしつけがいる」と言い放った。

「私と同じようにバルカン出身の彼は、おそらくだが、人生を愛しすぎるきらいがある。だから、自身の成功やマドリーでの移籍に頭が向かなかったのだろう。これは彼だけではないが、彼のような若い選手にとって、マドリーのようなビッグクラブへの移籍は危険なんだ。だからこそしつけを受け、お灸を据えられる必要がある」

 さらにベルバトフは自身の若い頃を回想しつつ、こうメッセージを送った。

「ヨビッチと同じぐらいの年齢の時、私はレバークーゼンにいた。当時のチームには、ドイツ史上最高の点取り屋で、レバークーゼンの神だったウルフ・キルステンがいたんだが、とにかく私は『クソッタレ、なんで出られないんだ。俺の方が出るに値するだろ』とプレーを求めていたよ。

 ただ、若い時はそれを愚かなことだとは思えないんだ。全てを知っているかのように思っているからね。きっと彼もそうだ。少しの忍耐力と献身、そして周りの真実に基づいたアドバイスを聞いて、努力し続けることは必要だ。そうじゃなきゃローン移籍をして、出場機会を求めるべきだ。そうだな、プレミアリーグなんておススメだ」

 最後に「ヨビッチはまだ若いし、マドリーにはカリム・ベンゼマがいることを忘れちゃいけない」と語ったベルバトフ。かつてプレミアリーグで得点を量産した名手の言葉は、若きストライカーにとって助けとなるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部