この夏もまた、レアル・マドリーはガレス・ベイルの処遇に頭を悩ませそうだ。

 2013年にトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリーに加入したベイルの現行契約は2022年6月まで。しかし、チーム内におけるプレゼンスは確実に低下しており、もはや戦力とは言えない状況で、来シーズンはジネディーヌ・ジダン監督のチーム構想から完全に外れるだろうとも言われている。

 このベテランウインガーを手放したいマドリーにとって厄介なのは、手取り年俸1億4500万ユーロ(約181億2500万円)を受け取っているベイルに、クラブを離れる気持ちがないこと。また今シーズン、パフォーマンスを大きく落としていることから、昨夏に移籍成立直前で破断になった中国の江蘇蘇寧のようなクラブがふたたび現われる可能性も、極めて低いと見られている。
 
 ベイルは怪我が多く、マドリー入団以来、全体の47%のプレータイムにしか出場していない。しかも、来シーズンの開幕を迎えるころには31歳になっている。プレミアリーグへの復帰の可能性はほぼ皆無に等しく、他に受け入れ先があるとすればMLSだろうが、こちらは現時点で噂にすら上っていない。

 パートタイム的な働きしか期待できないことを承知でチームに残すのか、あるいは最後の手段として、マドリーが年俸の一部を負担する形での移籍を働きかけるのか。

 もし残留となれば、ベイル自身は昨夏にジダン監督から受けた冷たい仕打ちをいまだに根に持っているだけに、来シーズン以降も両者の微妙な関係が続くことになりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部