5月29日、新型コロナウイルスの影響で中断していたJリーグの再開が発表された。開幕節を最後に止まっていたJ1は7月4日からリスタートする。

 発表の翌日、複数メディアに対してオンラインで取材に応じた浦和レッズの大槻毅監督は、リーグの発表を受けて、「1番は試合が決まったということが嬉しかったです。また選手と一緒に作り上げるプロセスをしっかりと見定めることができる」と喜びを口にした。

 浦和はすでに5月27日からトレーニングを再開している。しかし現状では4つのグループに分かれて時間差で行ない、接触プレーは避けている状態だ。

 再開初戦まで約1か月の準備期間では、できるだけ選手のコンディションを高めるために急ピッチでの調整が必要だ。しかし焦ってしまえば怪我のリスクは高まる。そのバランスが今後の課題になってくるだろう。

「現状では選手のフィットネスにはバラつきがある」
 
 大槻監督はそう言うが、選手は約2か月弱もグラウンドでのトレーニングから離れていたのだから、それも致し方ないだろう。

「限られた時間や限られた回数のセッションのなかで試合に向かっていく準備が必要。まだトレーナーも選手をフルで触れるような状態ではない。そういったメディカルのところも、試合が近づくにつれて、段階を経て進めていかなければいけない。怪我をしないこと、コンディションを整えることを並行してやっていきたいと思います」

 そう話す大槻監督の頭の中には具体的なロードマップが出来上がっているという。

「今週はグループトレーニングで接触プレーは行なっていません。来週ももう少しグループトレーニングをやっていく予定だが、徐々に対人のところに取り掛かっていく予定。グループトレーニングは少人数なので負荷をかけやすい、その利点を活かしながらやっていきたい。その後に全体練習に移行していきますが、そのフェイズもそんなに遠くはないと思っています。来週にそのフェイズに入れればいいなと考えています」

 再開初戦のまだ対戦相手は発表されていないが、大槻監督率いるチームはどんな戦いを見せてくれるだろうか。勢いをもって再出発できるか。この1か月は重要になる。

構成●サッカーダイジェスト編集部