バルセロナにとってのラ・リーガ再開第1戦、アウェーのマジョルカ戦(現地6月13日22時)まで2週間を切った。今週からはいよいよ全選手揃ってのトレーニングがスタートする。

 バルセロニスタを興奮させているのは、揃って好調ぶりをアピールするFW陣だ。とりわけ、リオネル・メッシの動きの切れ味が鋭く、アントワーヌ・グリエーズマンも自宅待機期間に体重を落として筋力アップに成功。また、アンス・ファティとマーティン・ブライトワイトも、高精度のシュートと圧巻のスピードでコーチ陣を驚かせているという。

 そしてもうひとり、1月12日に右膝(外側半月板)の手術に踏み切ったルイス・スアレスも帰ってきた。すでにチームメイトと同じトレーニングメニューをこなしており、現地では「マジョルカ戦のスタメン入りは確実」とも報じられている。出場すれば、キケ・セティエン監督のチームでは初起用となる。
 
 メッシとスアレスは、スアレスがバルサに入団した2014−2015シーズン以来、息の合ったプレーでゴールを量産してきた。ふたりが1シーズンに奪ったゴール数の合計は、15−16シーズンと16−17シーズンがもっとも多くて66得点(ラ・リーガのみ)、もっとも少なかった昨シーズンでも57得点を叩き出している。

2014−2015:計59得点(スアレス16・メッシ43)
2015−2016:計66得点(スアレス40・メッシ26)
2016−2017:計66得点(スアレス29・メッシ37)
2017−2018:計59得点(スアレス25・メッシ34)
2018−2019:計57得点(スアレス21・メッシ36)

 昨シーズン2位に終わったアトレティコ・マドリーの1シーズンの総得点が55、同3位のレアル・マドリーが63、同4位のバレンシアが51であることを考えれば、これらの数字がいかに驚異的かがわかるだろう(優勝したバルサの昨シーズンの総得点は90)。チャンピオンズ・リーグなども含めた全公式戦でのゴール数となると15−16シーズンが最多で、ふたりでちょうど100ゴールを奪っている(スアレス59・メッシ41)。

 もっとも今シーズンは、メッシの怪我による出遅れや(4節まで欠場)、スアレスの手術による離脱もあって、27節までのふたりの得点数は30にとどまっている(スアレス11・メッシ19)。だが、現在の彼らのコンディションは、過去5シーズンに近いところまで持っていけるのでは、という期待感を抱かせるほどに良好だ。

 残り11節――。プライベートでも仲の良い南米デュオは、ここからの短期決戦で何ゴールを叩き出すのか。バルサの前線から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部