先月18日、チェルシーは、RBライプツィヒからドイツ代表FWのティモ・ヴェルナーを獲得したことを発表した。移籍金は非公表ながら、英公共放送『BBC』などは、5000万ユーロ(約62億5000万円)で合意したと報じている。

 今シーズン、公式戦43試合出場で32ゴール・13アシストと爆発したヴェルナーには、数多のメガクラブが興味を示したとされている。なかでも、リバプールは、本腰を入れて獲得に動いていた。

 前線から献身的にチェックにいくプレースタイルとCFとウイングをハイレベルにこなすユーティリティー性は、ユルゲン・クロップ監督のお気に入りだったものの、最終的に金銭面でRBライプツィヒと折り合いがつかずに争奪戦から離脱したという。

 この補強失敗を「後悔することになる」と断じたのは、元リバプールのマイケル・オーウェンだ。現地時間7月5日に行なわれたリバプールとアストン・ビラの試合後に、英衛星放送『Sky Sports』の番組内で、「来シーズンはオリギとミナミノがもっとやらないといけなくなる」と語った。

「オリギは新しい契約にサインしたばかりで、ミナミノも加入したばかりだ。それが新しい選手獲得の妨げになったと思う。ティモ・ヴェルナーは明らかにリバプールに馴染める選手だったけど、最終的にチェルシーへ行った。彼がアンフィールドに来ていたら、素晴らしい結果を残すと思っていたよ」
 
 戦力の拡充を図る意味でヴェルナー獲得がいかに重要であったかを説いたオーウェンは、さらにこう続けている。

「リバプールは、バックアップのオリギと事実上の長期契約を結んだ。だが、ミナミノとの契約を含めて、私はそれが新戦力の獲得に至らない理由となるかは、疑わしいと考えている」

 逃がした魚はやはり大きかったのか。そう指摘されるかどうかは、来シーズンの南野拓実のパフォーマンスにかかっていると言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部