湘南戦、柏木陽介と柴戸海。

 横浜戦、青木拓矢と柴戸海。

 仙台戦、柏木陽介と柴戸海。

 鹿島戦、青木拓矢とエヴェルトン。

 リーグ開幕から4節までの、浦和レッズにおけるボランチの組み合わせだ。大槻毅監督は4人をローテーションのように組み合わせて起用している。

 司令塔・柏木は他の選手にはない極上のパスセンスを持ち、攻守において抜群のポジショニングが光る青木の安定感は相変わらず。さらに最近では柴戸がボールハンターとしての才覚を見せ始め、鹿島戦では今季初出場したブラジル人MFエヴェルトンが華麗なヒールシュートでゴールを奪ってみせた。

 指揮官は鹿島戦を前に、選手をチョイスする基準について「『自分たちがやりたいこと』『選手のコンディション』『相手を見て』。この3つです。特にコンディション。特にトレーニングで良いというのは見逃したくないなと思っています」と語っている。

 3つの観点から複合的に判断して決めているようだが、これだけ入れ替わりが激しいと、次の試合で誰が先発するのかはまったく予想ができない。

 それに他にもベテランでチームをピリッと締める阿部勇樹、青森山田で10番を背負ったルーキーの武田英寿、現在はサイドハーフが主戦の長澤和輝という人材もいる。
 
 大槻監督にとって選択肢が多いのは嬉しい悩みなはずだし、なにより頼もしく感じているはずだ。

 鹿島戦の後には「1番に思っていることは、この3試合で出場した選手だけでは、この後乗り切れないなということです。仙台戦の時には途中出場の選手が押し込んで最後に点を取れた。今日は初めて出たエヴェルトンが点を取った。今日メンバーに入った18人だけでなく、それ以外の選手と一緒に戦っていかなければいけない。それを強く感じています。それがこの3試合の収穫だと思います」と話していた。

 この言葉から推測すれば、今後も大胆なターンオーバーが続くのは間違いない。群雄割拠のボランチ陣から誰をチョイスするのか。大槻監督の采配はひとつの見どころになりそうだ。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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