あの古豪がようやくプレミアリーグへ舞い戻った。

 現地時間7月17日に開催されたチャンピオンシップ(イングランド2部)第45節で、2位のWBAがハダーズフィールドに1-2と敗戦。この結果、首位リーズ・ユナイテッドが約16年ぶりのプレミアリーグ昇格を決めた。

 リーズは、かつて3度のトップリーグ制覇を成し遂げた北英の古豪だ。2000-01シーズンのチャンピオンズ・リーグでは、初参戦ながらリオ・ファーディナンド、ハリー・キューウェル、マーク・ヴィドゥカ、ロビー・キーンらの名手を擁して、ベスト4進出という躍進を果たした。

 だが、その後、深刻な財政難に陥ると成績も低迷し、破産申請をした2007年にはリーグ1(3部)にまで降格。その後、2010年にチャンピオンシップに上がったものの、プレミリーグの昇格争いにはなかなか絡めない時期が続いた。

 しかし、18年の夏にアルゼンチン人の“奇才”マルセロ・ビエルサが就任すると瞬く間に変貌。アグレッシブかつ攻撃的な魅力あふれるサッカーを志向する指揮官の下で団結したチームは、昨シーズンはプレーオフで涙を呑んだものの3位に食い込み、就任2年目の今シーズンにプレミアリーグ復帰を確定させたのである。
 
 まさに悲願の昇格だ。それだけに地元メディアも大きく沸き返っている。日夜、リーズの情報を発信している地元紙『Leeds Live』は、「16年もかかった……。だが、我々のリーズがついに帰ってきた」と熱い想いを綴っている。

「最後にプレミアリーグでプレーしてから5907日も経った。194か月、843週間も我々は、いつ終わるかもわからない悪夢ばかりを見続けてきた。まさに呪いだった。昔からのファンの中は、いまだクラブの凋落の傷跡が癒えていない者もいる。だが、ようやくリーズ・ユナイテッドが帰ってきた。マルセロ・ビエルサは、新時代の訪れを告げる準備を完全に整えた。今やリーズは、金銭や数字だけに追われた大昔とは違うのだ。クラブ史における新たな章が始まるのだ」

 暗黒時代を払拭し、見違えるようなチームへと成長を遂げたリーズ。はたして、プレミアリーグの檜舞台でいかなるプレーを見せるのか。来シーズンが待ち遠しい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部