ポルトガルの名門ポルトは2019-20シーズンの国内リーグを制覇し、2年ぶりに王座に返り咲いた。しかし、所属する中島翔哉は優勝セレモニーにも参加せず、優勝メダルを受け取っていない。GKイケル・カシージャスの主催したお別れパーティーにも姿を見せておらず、6月上旬のリーグ戦再開以降、チームとは別行動となっている。

 チームを率いるセルジオ・コンセイソン監督は、会見で中島について尋ねられるたびに、「これは私が答えなければならない質問ではない。クラブの判断だ」と回答。何が起きているのか語ろうとはしなかったが、中島の代理人を務めるテオドロ・フォンセカ氏が現地紙『A BOLA』に語ったところによると、妻や生まれたばかりの娘の体調を重視したためとされていた。

 そんななか、現地22日付けで『A BOLA』が再び中島について報道。テオドロ・フォンセカ氏とともに代理人を務める息子のテオ・リュウキ氏に接触し、「ナカジマは(優勝)メダルを受け取ることになるだろう」と語ったと伝えた。

 さらに、噂されている去就については「どのクラブでもそうであるように、選手の将来は監督にかかっている」ともコメントしたという。

「来年もチームの頭数に入るのかは、監督が中島を頭数に入れるかどうかだ。現時点で、ポルトが彼を売却するのか、留めるのか知らされていない。少なくとも、ポルトガル・カップの決勝が終わって、シーズンが完遂したら決定されることではないか。

 中島は落ち着いている。彼の願いはクラブに留まることだけれど、こればかりは彼の意志だけでどうにかなるものでもない。それに、決して中島の移籍が失敗だったというわけではない」

 ポルトガルリーグは残り1節となり、ポルトは25日にブラガと対戦する。そして、8月1日には宿敵ベンフィカとのポルトガル・カップ決勝を迎える。中島はこのままクラブを去るのか、それとも……。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部